日本ダービーのデータ分析の最初に、好走ローテから候補馬を絞り込んでみます。

過去10年間の日本ダービーにおける前走別成績は以下の通りです。


《日本ダービー前走別成績(過去10年)》

皐月賞    :8-9-6-70
京都新聞杯  :1-1-0-18
毎日杯    :1-0-0-7
青葉賞    :0-0-3-19
プリンシパルS :0-0-1-8


この中でも最も多くの好走馬を出しているのは前走皐月賞組で、過去10年間の3着内馬30頭中23頭がこのパターンに該当。

要するに3分の2以上の馬が皐月賞からの臨戦で好走していることになりますね。

そして日本ダービーで3着内に好走した前走皐月賞組の、その皐月賞における着順と人気を確認すると、

「皐月賞3着以内 or(and)5番人気以内」

過去7年間はほぼこのパターンの馬しか馬券に絡んでいませんね。

(例外は2022年3着アスクビクターモアのみ)


2023年

①タスティエーラ(前走皐月賞5番人気2着

②ソールオリエンス(前走皐月賞2番人気1着


2022年

①ドゥデュース(前走皐月賞1番人気3着

②イクイノックス(前走皐月賞3番人気2着

③アスクビクターモア(前走皐月賞6番人気5着)


2021年

②エフフォーリア(前走皐月賞2番人気1着

③ステラヴェローチェ(前走皐月賞6番人気3着


2020年

①コントレイル(前走皐月賞1番人気1着

②サリオス(前走皐月賞3番人気2着

③ヴェルトライゼンデ(前走皐月賞4番人気8着)


2019年

②ダノンキングリー(前走皐月賞3番人気3着

③ヴェロックス(前走皐月賞4番人気2着


2018年

①ワグネリアン(前走皐月賞1番人気7着)

②エポカドーロ(前走皐月賞7番人気1着


2017年

①レイデオロ(前走皐月賞5番人気5着)

②スワーヴリチャード(前走皐月賞2番人気6着)


※丸数字は日本ダービーの着順を示します。


ちなみに今年の出走登録馬の中で、皐月賞3着以内 or(and)5番人気以内の馬は以下の5頭。


①ジャスティンミラノ(2番人気)
②コスモキュランダ(7番人気)
⑤シンエンペラー(5番人気)
⑥レガレイラ(1番人気)
⑰メイショウタバル(4番人気)

※丸数字は皐月賞の着順を示します。


皐月賞勝ち馬のジャスティンミラノは当然ながら要注意の1頭ですが、シンエンペラー、レガレイラ、メイショウタバルの巻き返しもありそうな感じがしますし、皐月賞4番人気で17着に敗れたメイショウタバルも気になる存在ですね。

そして2番目に好走率の高い、前走京都新聞杯組で馬券に絡んでいるのはほとんどが勝ち馬で、時々2019年のロジャーバローズのように2着馬が好走するパターンがあるくらいですので、前走京都新聞杯組は連対馬のみをチェックすればよさそうですね。

(そもそも京都新聞杯組はほぼ連対馬しか出走できませんが…)

今年は以下1頭のみが該当しています。


①ジューンテイク

※丸数字は京都新聞杯の着順を示します。


ここまでのローテーションからのアプローチでピックアップされた馬は、前走皐月賞組から5頭、前走京都新聞杯組から1頭の計6頭。

データ分析の第1ステップで6頭の候補馬がピックアップされましたが、この中から複数頭が好走する可能性は高いはずで、私自身注目しています。


以上、日本ダービーにおける好走ローテについての見解でした。

それではまたお会いしましょう。