今週は日曜日の中山メイン、AJCCの傾向を確認して行きますが、このレースは中山外回り芝2200mで開催されるGⅡ戦。


トリッキー中山外回りコースの非根幹距離で開催されるレースのため、このコースを得意とするスペシャリストが好走しがちな舞台。

AJCCが同じ中山非根幹距離の重賞、セントライト記念やオールカマー、あるいは3歳重賞のスプリングSと関連性が高いことはよく指摘されますが、同じ馬が何度も中山非根幹の重賞を好走するケースが目立っています。


とはいえ昨年は不発に終わっており、過信は禁物ですが、以下に好走事例を挙げてみます。



23年

該当馬の好走なし


22年

マイネルファンロン(18スプリングS年3着)11番人気


21年

 ヴェルトライゼンデ(20年スプリングS2着)3番人気

③ラストドラフト(20年AJCC3着)6番人気


20年

 ブラストワンピース(18年有馬記念1着)1番人気


19年

①シャケトラ(17年日経賞1着)7番人気


18年

②ミッキースワロー(17年セントライト記念1着)1番人気


17年

②ゼーヴィント(16年セントライト記念2着)1番人気


16年

該当馬の好走なし


15年

①クリールカイザー(14年オールカマー3着)4番人気


14年

ヴェルデグリーン(13年オールカマー1着)2番人気


※丸数字はAJCCの着順を示します。


上記で2014年以降の好走例を挙げてみましたが、同じ馬が何度も関連性の高いレースで好走していることがお分かり頂けると思います。

上記の事例から考えると、中山非根幹距離適性の高い馬は、


「オールカマー、AJCC、セントライト記念、スプリングSなどの中山非根幹距離重賞(GⅡ以上)を何度も好走する」


今年は中山非根幹距離重賞(GⅡ以上)で好走実績のある馬が3頭出走登録されています。


カラテ(22年中山記念2着)

ボッケリーニ(23年日経賞2着、22年日経賞2着、22年AJCC3着)

ラーグルフ(23年中山記念2着


過去データから考えると、この3頭は軽視禁物だろうと思います。


以上、AJCCにおける中山非根幹距離適性についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。