三角縁神獣鏡の縁はなぜ三角なのか | munkのブログ

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今日で何日晴天続きなのか

とにかく、この機を逃してはなるものかと奈良に来た。

前回は、纏向や大神神社を見て回ったので

今回は、山野辺の道を石上神宮から南へ辿る計画だ。

 

天理市に到着してすぐにガイドマップを手に入れ、駅前のアーケードを東進する。

石上神宮の境内に着くといきなり鶏の雄たけびの歓迎を受ける。

ま、人になれているのだろうけど、至近距離でも平然としてものおじしない。

さすが物部氏だ。

 

山野辺の道はルート表示がしっかりしていて

よもや道に迷うことはなかろうと思っていたが、

けっこう標識を見落として何回も焦った。

というのも、春、真っ盛り、どこもかしこも桜が満開。目移りして仕方がない。

 

レンタサイクルもあるが、山野辺の道の散策には適さない

と言われていたが、坂道、細道、デコボコの石畳道とけっこうハードだ。

で、竹之内の環濠集落(5km経過)を見学する辺りから、果たして膝がきしみだした。

昨日、滋賀の三上山登山の後遺症だ。いわんこっちゃない。

ああ、これからがお楽しみだというのに。

目前の行燈山古墳(伝崇神天皇陵)や渋谷向山古墳(伝景行天皇陵)に後ろ髪を

惹かれながら、長岳寺でリタイヤ。トレイルセンターからJR柳本駅へ離脱した。

本日の歩行距離8.5km。よく頑張った。

 

 

が、しかし、駅までの途中に黒塚古墳があるぞ。

あの三角縁神獣鏡が33面出土した、あの『鹿男あをによし』のロケ地の、だ。

併設の黒塚古墳展示館に入ると展示室に石室の実物大レプリカが盗掘跡もリアルに

復元されている。ご高齢のガイドさんに説明を乞うと、訥々ではあるが

私の足を気遣いながら、実に愛情深く一つ一つ丁寧に説明してくださった。

特になぜ三角縁神獣鏡が日本にしか出土しないかを考えるに、ガイドさんの言われた

三角の意味は、実際に山野辺の道を歩かなかったら実感がわかなかっただろう。

 

卑弥呼の邪馬台国がどこにあったかは特定しがたいが

九州に行けば九州説を、奈良に行けば畿内説を熱く語る人がいる。

郷土を愛する人の数だけ、邪馬台国はあるのではないかと思うオレだった。