カルガリーに到着して、不安だった入国審査。

「ちゃんと通れるかな……」

と緊張していましたが、思ったよりもあっさりと終了。

ビザを持っていることもあって雰囲気は少し固く、緊張はしましたが、質問はシンプルな英語で、ゆっくり話してくれたので、聞き取りにも回答にも全然困りませんでした。

「よかった……!」

無事に入国審査を終えて、乗り継ぎ。

そして、ついにバンクーバーへ到着しました。

まさかの送迎が来ていない

ここで、今日1番のハプニングが起こります。

事前にお願いしていた送迎が……

来てない。

「え!誰もいないんだけど。」

内心、バクバクです。

事前のメールには、

「荷物受け取り場の出口に、ボードを持ったスタッフが立っています」

と案内されていました。

でも、

どこを見渡しても、そんな人いない。

「もしかしたら、少し遅れてるのかも。」

そう思って、とりあえずベンチに座って待つことにしました。

10分。

20分。

30分。

……来ない。

最終的には、周りにいた人たちもどんどんいなくなって、気づけば空港で私だけ。

「どうしよう……。」

ここで電話をかけようと思い、SIMを入れ替えて電話をかけてみました。

でも、繋がらない。

さらに追い打ち。

家族にLINEしようとしたら、まさかの引き継ぎミスでアカウントにログインできない。

「え、詰んだ……?」

海外に到着して、まだホームステイ先にも着いていないのに、早くも途方に暮れました。

「今日ここで野宿かな」と思った

とりあえず、気づくか分からないけれど、留学をサポートしてくれている方にメールで現状を連絡。

そして、泣きそうになりながら、しつこく送迎サービスに電話をかけ続けました。

すると……

やっと繋がった!

でも、なにやら後ろがすごくうるさい。

何を言っているのかもよく分からないまま、すぐに電話を切られてしまいました。

「え……?」

しばらく待ってみても、何も起こらない。

この時、

「今日ここで野宿かな……。」

本気でそんなことを思っていました(笑)

しばらくして、今度は折り返しの電話が。

でも、なぜかちょっと逆ギレ気味。

どうやら「今から向かわせるから」ということらしい。

とりあえず迎えには来てくれるみたいで一安心……のはずなのですが、

心細い。

静かになった空港が怖い。

しかも、電話口の雰囲気がちょっと怖かった。

「もし、めちゃくちゃ怪しい人が来たらどうしよう……。」

と、不安はさらに加速していきました。

 

 

 

 

 

 


幸い、電車やバスを使ってホームステイ先まで行くルートは、先ほどサポートしてくれている方からメールで教えてもらっていました。

なので、

「もし、やばそうな人が来たら、このルートで自力で行こう。」

と、最悪の場合に備えていました。

やっと来た送迎の人が、優しすぎた

そんな不安な気持ちで待っていると、

お姉さん2人組が登場。

私の名前を確認するなり、

「遅くなってごめんね!すぐ送るからね!」

と、優しそうな2人。

……よかった。

本当に安心しました。

車に乗ると、

「フライトどうだった?」

「寝れた?」

「40分くらいで着くからね。」

と、優しく声をかけてくれました。

さっきまで1人で不安になっていたところに、やっと人と話せたこともあって、

その安心感で、涙が出そうになりました。

車の中でも2人がたくさん話をしてくれて、

「なんて優しい人たちなんだろう。」

と、すごく嬉しかった。

まだバンクーバーに着いたばかりなのに、

もうカナダという国が好きになっていました(笑)

最後まで優しかった2人

ホームステイ先に到着すると、ホストマザーが出てくるまで、2人ともそばで待っていてくれました。

そして、

「退去するときに掃除を手伝ってほしいとか、内見に行きたいとか、アクティビティに参加したいけど一人じゃ不安とか、何か助けてほしいことがあったらすぐ連絡して!」

と、連絡先まで教えてくれました。

カナダに着いて数時間。

まだ何も分からない私にとって、こんなにも心強い繋がりができたことが、本当に嬉しかったです。

どうしても感謝の気持ちを伝えたくて、持っていた日本のお菓子と、ほっとアイマスクをその場で2人分渡しました。

(今考えたら、チップを渡したほうがよかったのかも……?笑)

でも、2人ともすごく喜んでくれて、最後には暖かいハグまでしてくれました。

渡航初日は、ずっと心臓がうるさかった

こうして、出国から入国、そしてホームステイ先に到着するまでの長い1日が終わりました。

今考えると、

「もっと冷静に対処できたんじゃないかな。」

と思います。

でも、何も土地勘のない場所では、何もかもが大冒険。

SIMカードを入れ替えるだけでも一苦労。

電話が繋がらないだけでも大事件。

送迎が来ないだけで、

「今日ここで野宿かな……。」

とまで思ってしまう(笑)

今振り返っても、渡航初日はずっと心臓がうるさかった気がします。

でも、出会う人がみんな優しい人たちだったことは、本当に幸運でした。

不安でいっぱいだった私に優しく声をかけてくれた人たち。

困っている私を助けてくれた人たち。

あの日出会った人たちのおかげで、

「カナダに来てよかったかもしれない。」

と思えたのも事実です。

そして、私もいつか、

自分がしてもらったように、

不安でいっぱいになっている誰かに安心を与えられるような大人になりたい。

そう思った、私のカナダ渡航初日でした。