【3】ピナレロX注文 ~コジ―バイシクル訪問~ | ロードバイク再デビューの記録≪再び足摺岬を目指して≫

ロードバイク再デビューの記録≪再び足摺岬を目指して≫

57歳になって、ロードバイクの再デビューを果たすべく、自身の記録用としてのブログです。

既に持っていた、2007年式 GIANT OCR1は今の僕の体力、走破力では、連続する山越えを含むロングライドには使えません。

 

アルミフレームとしては若干軽量な8.9キロで、ホイールを軽量なものに交換したり多少お金をかければ8キロ台前半にもって行けると思いますが、アルミフレームの硬い振動が、持病の頸椎ヘルニア、腰椎ヘルニアに響くのです。

仮にそこは我慢したとしても致命的な問題がある事がわかりました。
 

■2007年式OCR1のギア構成■

フロント52/36

リア11/25

の10速(105)

 

貧脚の僕にでは山登れません(笑)
ここは絶対に解決しなければならず、ギアを50/34、11-34への交換は必須。
前後ディレーラーとフロントチェーンリング、リアスプロケ、STIレバーまとめてコンポ一式交換しなければならないのですが、鬼門がありました。ブレーキです。元々付いてるブレーキキャリパーがロングアーチで、フレームが希少(!)なロングアーチ用のフレームなのでした。なので、11速コンポのブレーキが付けられない!ブレーキは今のままで行くのはシマノとしては推奨していなくて、効きが悪くなるとの事。大金かけてコンポ一式交換したのに、ブレーキの効きに問題が出る事が想定されるというのはいかがなものか。14年落ちのアルミロードバイクにやるべき事なのか?

 

素直に買い替えが賢明と判断しました。

 

もしいつかロードバイクを新調するならば、前傾がきついと頸椎ヘルニアに影響するので、アップライトなジオメトリーのものでなければなりません。かなり選択肢が狭いのですが、この年、憧れのピナレロから初めてアップライトなジオメトリ―のモデル「X(エックス)」というシリーズが発表されたので試乗してきたところ、

 

「これなら乗れる!」

でも、モデル発表当時は105Di2(電動コンポ)の物しか無く、無駄に高価!モデル「X3」が70万7000円から。
レースもブルべもする予定は無いので、個人的にはこれまで通りの機械式でいいんだけどなぁ・・・と思いながらしばらく傍観していると、105機械式のモデル「X1」が発表になった。こちらは50万円台。しかも、カラーリングがこちらの方が好き。
相方に相談すると、

 

「いやいや、電動が絶対いい。電動にしとき。」

 

と言われ、やっぱりそうかぁ。でも、フレームの塗装が機械式の「X1」の方が好きなんだけどなぁ。X1のフレームに電動コンポってのが理想だなぁ。でも、Xシリーズは今は完成車しかないので、Di2コンポを丸々買って付け替えるという無駄をする?いや、ないない。じゃ、カラーを妥協してX3にするのが現実的?

 

「・・・。」

 

X1のフレームにDi2コンポで組み替えて売ってるお店なんて無いよなぁ。それなら素直にX3買っとけっていう話だもんなぁ。

と思いながらネットでいろいろ見てると・・・。

 

神降臨!!

X1にお店独自のカスタマイズを施して、Di2化して、パーツの差額分+αで販売しているお店を発見!住所を見ると、なんと同じ兵庫県内!!こんなことある?もうこれは奇跡としか言いようがない。

翌日速攻で電話して相談しに行きました。

 

訪問すると、店主さんは超こだわりのオーラが漂っている。いろいろな説明も、とてもロジカル。人は話をしていると、話の展開がいろいろ派生していく事がありますが、時に話の本題から逸れてしまって、話の本質を見失い話がほやけてしまう事があります。ここの店主さんは、常に話の本題をうやむやにせずに話を進めてくれるので、しっかり会話のキャッチポールができます。意思疎通が確実に出来るという事は、とても大切だと思っている僕にはとても有難い素晴らしい方でした。(上から目線に読み取れたらごめんなさい)

 

話を戻して・・・

Xシリーズのハンドルはアルミなので、これもカーボンハンドルにして、バーテープも好きな物を選んで見積もり作ってもらうと、ハンドルもバーテープも元々セットされてるものの金額を抽出して、差額交換してくれるという。バーテープは差額交換で1000円だけのアップチャージ。差額交換で客の希望に沿ったわがまま仕様にしてくれるお店って僕は知らない。どうやらこちらのお店は、自社サイトや楽天その他のショッピングモールでパーツのネット販売にも注力しているから、そちらにパーツを回す事でこのような事が可能になっているようです。完成車なのに、バラ完組と変わらないパーツセレクトをしてくれるお店でした。

全てのモデルに対してそれができるのかどうかは聞いてませんが、僕にとっては神のような出会いのお店でした。

 

このお店です

コジ―バイシクル

https://www.cozybicycle.com/


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訪問したのが2023年9月中下旬。即注文しても入荷が11月下旬以降になるとの事でしたが、詳細にフィッティング、各部採寸して即日注文したのでした。ハンドル周りなども総替えしたので、X3より上の仕様になったにも関わらず、若干の割引もあり、X3より若干お安くしていただきました。

つづく