【2】はじめまして。その2 | ロードバイク再デビューの記録≪再び足摺岬を目指して≫

ロードバイク再デビューの記録≪再び足摺岬を目指して≫

57歳になって、ロードバイクの再デビューを果たすべく、自身の記録用としてのブログです。

その1から時間が流れ・・・。

 

その後、愛車アトランティス号は友人(てっちゃん)の手に渡り、ロードレーサーを持たない時間が流れます。

 

・・・

 

40代。

アルミフレームのロードバイクを購入。しかし、僕にとってはギアが男前過ぎて坂道きつい。

よって、ごくたまにポタリングする程度。


GIANT OCR1(2007年モデル)

アルミとしては軽めの8.9㎏。だけど、フロント52/36 リア11-25Tは貧脚にはキツ過ぎた。

自転車は好きだけど乗らず(乗れない)、ミニベロを何台か乗り継ぎ、「ゆるポタ」を時々楽しむ時間だけが過ぎる日常を過ごしていたある時、事件(あくまで僕にとって)が発生します。

2023年8月29日、勤務先でお客さん(K氏・ドクター)とワインについての会話をしていた時の事です。(以下、あくまで僕の記憶と印象から来る言葉なので、その時のリアルな言葉では無い部分があるかもしれませんが、だいたいこんな感じという解釈でお願いします。)

K氏:僕はもう安いワインは飲まないようにしようと思うんです。

 

僕:うん?どうしたんですか?

 

K氏:僕は今、50歳で、健康を確実に保てる自信があるのはあと10年と仮定してみる。世の中に心から美味しいと思えるワインは恐らくまだ沢山あると思うけど、僕はお酒があまり強くないからワインを飲むペースはおよそ週に1本。順調に休みなく飲めたとしても1年で約50本。10年で500本。世の中には何億か何十億かわからない種類のワインがあるのに、よく飲めてわずか500種類しか飲めないと考えると、コスパがいいとか安くて美味しいとか、そういうのに食いついてる場合じゃないと気付いたんです。なので、コスパではなく、心から美味しいと思うワインだけを飲みたいと思うんです。

 

僕:おっしゃる事、よーくわかります。僕も普段、明日死ぬかもしれない。今日死ぬかもしれない。そんなリスクを背負って生きてる事を常に受け入れて生きてるつもりでしたが、改めて考えてみたいと思います。いいお話、ありがとうございます。

 

K氏とのお話は、僕にとっては価値あるものでした。

 

家に帰ってお風呂に入りながら、昔、子供の頃にした自転車旅行、
「いつかまた行きたいな!」
と言い合いながら、またいつか。またいつか。と、延び延びにしてきたけど、よく考えると僕はもう57歳+α。あと3年以内に60歳。還暦だ。この調子でいると、多分60歳になっても、
「またいつか!」
って言ってる気がする。そして70歳になった時、体力も衰え、いつか死ぬ間際、

「自転車旅行、行きたかったなぁ。」

と言いながら、行けずに死んでいくパラレルワールドが見えたのでした。

それは嫌だ!

お金が無いと言ってばかリいると、いつまでもスタートが切れない。
先立つものは無いけれど、買う気になってロードバイクを見に行こう!

選ぶロードバイクブランドは既に心の中で決まっていたのでした。

あとは、選ぶグレードとどこで買うのがいいか?
徹底調査が始まりました。
 

(つづく)