シアーズには、「リテールはディテールだ」と言う言葉があります。
この言葉を、新会社のオペレーション部に当てはめた時には、特別重要な
意味を持っていました。
私のボスになった、オペレーション部のディレクター(取締役)は、店舗運営の
ディテールに関しては、全米カーアフターマーケットの中で、5本の指に入ると
言われている人でした。
先日、TVでips細胞でノーベル賞を受賞された山中教授が、米国と日本の違い
を話されていた内容が大変気になりました。
「私達が開発した最先端の研究成果を、いち早く医薬の開発等に応用出来る
ようする為には、研究者サイドと薬品会社の間をコーディネイトする人材が非常
に大事です。
米国には医師の資格を持ち、且つ高いコーディネイター能力を持つコーディネイ
ターが存在するが、日本にはそのようなコーディネイターは存在しません。
この違いが、折角、研究段階で先行してもその後のステップで、日本は米国に
大きく遅れをとってしまう、その辺が課題です」との事でした。
それでは、日本のカーアフタービジネスが、何故に米国より遅れているのかを考
えてみると、山中教授が言われるコーディネイター(自動車工学からMBAまでの
幅広い知識)が、この業界には存在するでしょうか?
勿論、業界のコンサルタントの先生は沢山いるが、それぞれが専門分野で優れ
ていても技術も解かり、機械も解かり、マネージメントやマーケッティングまで、
カーアフターに関してはすべて解かっている。 そういう方はどうでしょうか?
私のボスは、カーアフターに関してはすべて解かっているので、全米の中でも
非常に貴重な人材として評価されているのではないでしょうか?
したがって、彼のサブについた私は、彼の持つ貴重な経験とノウハウを学ぶ絶好
の機会を得たのです。
彼とは、年齢も近くプロジェクトメンバーの頃から、最も気のあった友人でした。
ミシガン湖にサーモン釣りに連れていってくれたのも彼でした。
シアーズサイドがこのオペレーション部にシアーズの持つ専門知識と経験をかな
り大幅に活用しそれを、日本市場のニーズに適合させようと考えている事が良く分
かりました。
そして、オペレーション部の目指す事はレベルの高いディテール」を提供し、それ
により店長及び従業員が、自分達がなすべき事は何か?そしてどのようにしてそ
れをなすかを知る事です。
つづく