日本における公的機関の動物愛護対する対応への危惧。~個人的見解~ | ペットのお店は、動物愛護の発信地♪

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最初に

私は、日本の現状は決して良いとは言えないけど

巷で言われているような

ほかの国より、ものすごく遅れていて最低だ♪

って感じてはないと考えている人です。

 

では・・・

 

前にも書いたけど

東京都が

殺処分ゼロを宣言しましたね。

前に書いたのはここね。

 

日本って、実は先進と言われている諸外国との違いがあって

先進と言われている諸外国は

民間主導なんだよね。

 

もともと、税金を使うべくものではないと言う考え方で

民間主導で保護なんかやってたんだよね。

日本で知られているのが

ドイツのティアハイムとかだよね。

 

企業や個人の寄付なんかが主な収入

それと、ドイツのティアハイムの場合は

新しく迎える飼い主さんから

保護活動でかかった費用の一部として

4~5万円いただくと聞いたことあります。

これも、収入ね。

 

今、動物愛護に関して、先進諸外国も

力を入れてきていて、もともと一部を除いて

寄付だけでは大変でね

近頃は、公的資金も多く入っているらしいです。

大変だから、税金で助けているんですね。

 

では、日本はどうでしょう?

 

日本は、昔から

保健所が主体となって

野良犬野良猫対策を行ってきました。

税金使ってね。

 

これは、かなり大きな違いです。

 

私の小さいときには

普通に、野良犬がいました。

猫もね。

 

野良犬に追っかけられたこともありますしね。

 

普通にいたるところに歩いてましたよ。

 

それが

いつしか、見なくなりました。

野良犬がいたら、珍しい感じになりましたね。

 

これはね。

それこそ、良い悪いは別にして

保健所が主体となった成果なんですよ。

 

いまでもやってますよね。

野犬掃討

の成果なんです。

 

日本全国で

徹底的に、野良犬をなくしたんです。

日本での狂犬病の撲滅にも

とても、効果があったと思います。

※ちなみに、狂犬病は日本では、昭和31年から犬の発生はありませんが

動物に確認された最後は、昭和32年の猫なんですよ。ここ大切。猫ね。

 

ただ

今の時代に掃討は、良いとしても

その後の処分の仕方には

納得いかない民意があります。

私も当然その一人。

 

それで、民間と公的機関が言い出したのが

殺処分ゼロ

 

でもね

この殺処分ゼロの意味合いが

民間と

公的機関との間に

若干の相違があると思うんです。

その若干が大きい問題を生む可能性があると考えてます。

 

今まで

公的機関に任せてきた

われわれ国民にも問題はあるのはある。

確かに

野良犬はいなくなり

狂犬病もなくなった。

ひとつの役割は果たしているわけですからね。

そして、今になって公的機関のやっている事か

悪いって一方的に言うのも

ご都合主義だと公の言いたいことも解らなくない。

 

ただ

少なくとも、今の時代には合わないってのは確か。

犬も猫も、家族として一緒に生活している現代には

昔のままの考えては駄目ってのは確かなこと。

ひとつの大切な命としての

犬猫の立場に立つ必要がある。そういう時代なんです。

 

では、民間と公的機関の考え方の相違って

どんなところ?って話はね。

 

殺処分ゼロ

 

私たちの

殺処分ゼロってのは

広い意味でのゼロなんですよ。

むやみに繁殖することなく

命の重みを理解し

最後まできちん飼う

そういうすべてのことを含んでの、殺処分ゼロ。

 

それが、公的機関であろうが

民間の誰かであろうが

人間の都合で、大切に犬と猫の命を

無いものにしてはいけないってのが

私も含めた民間の考え方

民意だと思うのね。

 

それに対して

公的機関の殺処分ゼロの考え方は

公的機関である

保健所やセンターでの殺処分ゼロ

なんだと思うんですよ。

 

これは、違うでしょ。

 

確かに

殺処分は、定義上、数字上達成。

そして、引き取りも減っている。

でもね、これ、今は、引取り条件も変わっているし

引取りを断ることも出来ると言う

現状では、スタート地点で

昔とまったく違うんですよ。

 

その証拠に

民間の団体は、アップアップで

劣悪な環境で訴えられているところも出ているし

引き取り屋っていう、新たなビジネスも生まれてます。

本当に動物たちのためになってますか?

 

殺処分ゼロは本当にいいことだと思います。

ただ、その数字の達成だけの

殺処分ゼロを急ぐこと

その裏側には

新しい不幸な子達がいるってことなんです。

 

なんか

体良く、民間に押し付けて

公的機関の責任逃れ的な匂いがしてならないんです。

 

それが、私が危惧していること。

 

ここまで、公的機関主導で行ってきたことを

いきなり民間に押し付けたら

必ずや、破綻する団体たくさん出ますよ。

そしたら、困るのは

被害を受けるのは

わんちゃんであり

ねこちゃんです。


お願いですから

そういうことが起きないよう

少しずつ、移行していきましょうよ。

そして、その間

もう少し税金使って保護してください。

 

 

改革は痛みがつき物だ

 

何て言う人いたるけど

この問題は、痛みが動物たちに向かわないように

慎重に行ってほしいなぁって思います。

 

私が何でこんな事を言うのかって言うとね

実は、私の住んでいる帯広市に

私が子供のころの昔の話ですが

『不要犬ポスト』

って言う、回収ボックスが

市内に何箇所か設置してあったんです。

そのときに、ウイークエンダーかなんかの番組で

たたかれたんですよ。

あることないこと。

市には、全国からクレームが入って

そして、ポストは撤去されました。

 

市としては

捨てられるよりは、野良犬にならないようにポストに入れてもらおう。

って、良かれと思って予算を取って設置したものです。

一日に何回か見回って、放置することはしていなかったらしいんです。

ところが、ポストに入れられた子犬が死んだとか

あることないこと、いろいろ話に尾鰭がついて

結局、一方的に悪者になってしまったんです。

まぁ、ダイレクトに不要犬って言葉のセレクトも悪かったから

ヒステリックに叩かれたとは思うんですけどね。

 

そして、私が社会人になって

動物愛護のボランティアを始めた時に

帯広市の担当者に愛護イベントなどの話をしたら

『ポストの件があるからね。良かれと思って動いても、一方的に

たたかれるぐらいなら、何もしないほうが良いって風潮があるんだよね。

だから、積極的に動くことは避けたい。』

的なことを言われました。

そうですよね。次の部署への異動までの時間(約3年)を

黙って乗りきることだけ考えちゃう気持ちも解らないでもないです。

 

これ、似てませんか?

 

民間に移行とかいって

責任回避を考えてもおかしくないって思うんですよ。

 

だから、言い続けていこうと思うんです。

 

公的機関が

民間と協力しながら、わんちゃんやねこちゃんに

痛みが行かないような、改革にしてほしいんです。

 

数字だけでは

本当の意味で

最後まで飼うと言うこと

そして

命の大切さ

に関しての啓蒙

そして

幸せな共存世界

には、ならないと思うんです。

 

是非

殺処分ゼロ

の本当の意味を忘れず

これからも取り組んでいってほしいと願います。

 

小池知事の定例会見のリンク貼っておきます。口先だけにならないよう願います。

 

そんなことから

私が脱サラして

ペットショップという当事者から

動物愛護を訴えていく道を選んだんです。

 

そんな話を含めた

たっかめの動物愛護セミナー♪『イザナギ』
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ペットライフプロポーザー

たっかめ