この朗読から始まる作品「氷菓」についてを題材にしたいと思います。
これもアニメから入ったくちなので、原作は後から読もうと思って、まだです(苦笑)
ただ、アニメを見た感想としては、正直ドラマで実写でやっても十分通じる、あるいは実写の方がよかったのではないか、と思う場面も少なくありませんでした。
その辺の理由はおいおい述べるとしますが、↑に書いた印象は、悪い意味ではないことを前置きさせてもらいます。
では、改めてですが、「氷菓」は、BDを全巻単巻で揃えてしまうほどハマりました。
全巻買っただけではなく、それをおそらくは10回見返すほどに、何度も見ています。現在進行中です(笑)
人が死なないミステリーということもあり、推理ものというよりは、高校生の日常を描いた作品と評した方が正確かもしれません。
「省エネ」がモットーの主人公「折木 奉太郎」が、姉の頼みで古典部に入部するところから物語は始まります。
「やらなければいいことならやらない、やらなければならないことは手短に」を信条とする主人公ですが、彼と同様に古典部に入部した「千反田 える」の、溢れんばかりの好奇心に振り回されつつ、少しずつ周りとの距離感を変えていく、かもしれない状況を時に笑いながら、時にシリアスになりながら、丹念に描かれるのは、制作した京都アニメーションさんの卓越した技術かもしれません。
そういえば、主人公の性格あたりは、「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」の「ヒッキー」こと「比企ヶ谷 八幡」に通じるものを感じますね。彼も周りとの距離感をどうとっていいかわからず、「ひねくれぼっち」な青春を送りながらも、「奉仕部」への入部で少しずつ変わる…かもしれなかったり、変わらなかったりという描かれ方でした。あれも面白かったな~。
横道にそれましたので戻ります。
ヒロインえるの好奇心は、奉太郎をして「好奇心の猛獣」もとい「好奇心の亡者」とさえ呼ばしめるほどのお転婆ぶり。口癖は「私、気になります。」
そんなヒロインが、やる気をほとんど見せない主人公のあり方を考えさせるきっかけを色々と作りながら、古典部の日常(といっても、大概本を読むだけという、なんて天国…)を描く。
そして、ヒロインの好奇心がやがて、学校中を巻き込む怪事件をも起こしてしまうんです。
個人的には「氷菓」とネーミングした文集の事件がお勧めしたいのですが、他にも色々と見てほしいですね。
で、冒頭に戻りますが、アニメで感じた残念な部分を…
正直演出は申し分ないですが、やはりアニメ故の欠点でもあるのですが、現実感が大事なドラマなので、実写でやってほしい部分もなくはないということなのです。
アニメを否定するつもりは全くありません。いやむしろ最高の出来です。
ゆえに、実写にしても十分通じるはずなんです。アニメに動きがあってほしいという諸兄には向いていないんですよこれ。
今まで取り上げた作品って、動きがないものが多いじゃないか、という話はおいてくださいw
アニメがこれだけよかったからこそ、実写ドラマで再挑戦する価値は十分あると思うのですが…
昨今、実写ドラマが以前ほどに面白くないと、個人の主観としては思わざるを得ないからこそ、面白いしっかりとしたドラマ作りが出来そうな作品だと個人的に考える次第です。