暖かいのか、肌寒いのか、寒暖の差が激しい中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
半袖を着たいのですが、夜の寒さを考えるとつい躊躇する寒がりですが何か?
さてさて、今日は「PSYCHO-PASS」について取り上げましょうか。
単巻でBD全部そろえてしまいましたが、本放送時からドハマりしてましたねー自分w
今年、映画と第二期も決まっているとのことで、今後の展開も楽しみな本作ですが、100年後の日本が舞台の作品です。
本作では、個々人の深層心理をパラメーター化して、それを色相で表現することで可視化し、色相の濁り方からその人の心のありようをを統計的にはじき出し、その色の具合で本人の未来や職業も決められる社会、有体に言えば「心を可視化した、超管理型社会」というSFがバックボーンにあるのではないでしょうか。
思えば、自分が大学生のころは「個人情報保護法」「国民総背番号制」が巷間をにぎわせてましたが、こんな法律が可愛くみえるレベルの管理社会です。
政府が国民の自由を管理する、これは古くはチャップリンなども批判していた社会の在り方ですね。
さて、そんな社会において、色相は常にクリア、職業は選びたい放題という、この管理社会にあって希少価値を誇る主人公「常守 朱」は、厚生省公安局に配属。ここは警察機構のない社会にあっての、唯一ともいうべき警察的組織に、「監視官」(≒幹部候補)として身を置くことになります。
そのようないわば「エリート」の主人公を取り巻く連中は、生まれ持って(あるいは後天的に)色相がクリアにならない「潜在犯」として認定された「猟犬」の集い、通称「執行官」たちでした。
そんな朱の相棒となったのは、執行官の中でもとびきりの猟犬、「狡嚙 慎也」と手を組み、未解決事件「標本事件」を軸に、この「管理社会」の深層に迫る-といった内容で進行していきます。
ダークSFといった趣ですが、「管理される社会」のもっとも不安を覚えるのは「管理されている」という実感を伴わないことに尽きるのでしょうね。
「安心・安全」な社会というのは、イコール「政府(ないしは大きな組織)」による徹底した管理と言い換えられてしまう懸念があることなのですから。
もっとも、この作品はラストに至るまでこの社会の仕組みを壊さずに、それでもソフトに仕組みを破壊しようとする意志を主人公の朱が持ち続けることでいったん幕をおろしてしまいました。その続きを、この第二期で展開してくれるのか、どこから始まるのか、惡は誰なのか、色々な伏線をどこまで、どのように回収してくれるかを楽しみにしたいところです。
こんな超管理社会が実は―というのは、実によくあるという感じですが、しかし決して絵空事でないリアルさを持っている、そしてもしかすると本当に100年後の日本は、別の形での管理型社会が出来上がっているのかもしれません。。
現在の政府の施策に不満や批判を持っているわけではありませんが、しかしどこか背筋に寒さを覚えつつ、巨大な組織に敢然と立ち向かう主人公たちに一抹の希望を抱き、人間らしさや何物にも屈しない自由を獲得するための意志を持ち続けることの大事さを持っていたいな、と強く抱かせる作品でした。