1週間後に私が送ったLINEの内容は
こんにちは
こんにちはって何だよ
考え過ぎて本当に挨拶だけ送りました 笑
そこからふわふわとLINEでの会話が進み、
また意を決して
『飲みに行きませんか?』と私から誘いました
ふじ夫からは
『いいですよ〜』と軽い返事
すぐさま飲み会の日を決め、
居酒屋で二人で飲むことに
お酒の好みや飲むペースも
食べ物の好みも似てて
とても心地良い時間でした
それから間を空けずに
連日居酒屋デート
すると、ふじ夫が
『次は家飲みにしようか?いつも居酒屋だとお金もかかっちゃうし』
いよいよですか
で、私の家で飲み始めてわりとすぐに
『言っておかないといけないことがある』
と
なんだなんだ
実はふじ夫には、私と仲良くなる直前に
とても言い寄ってくる女の子がいたそうです
その女の子はふじ夫のことが大好きで大好きで、
そのパワーに押されてお付き合いする形になったそうです押しに弱いんかーい
でもふじ夫はその子を好きではなかった為、あまり前向きになれず、あまり会ったりはしてなかったようでなんで付き合ったんかーい
でもその女の子はふじ夫に好きになってもらえるよう、凄く努力をしていたそうです
(たぶんダイエットとか、自分磨きのようなこと)
そこに再度現れた私に夫は何故かずきゅーーーんと恋に落ちたそうですなんかすみませんw
でも、その時私はロードバイクで100km走ったあとのヨレヨレのすっぴんだったんですけどね
(友人らとご飯食べた時、シャワー浴びてそのまま行きました)
で、私と仲良くなり、私と真剣にお付き合いをしたいと考えてくれたそうで、その女の子にきちんと話をしに行ってくれたそうです
女の子は泣いたそうで、なぜかふじ夫も泣いたそうですなんだそれ
それで、改めて正座して愛の告白をしてくれました
なんて誠実な人なんだ
でも、そんな女の子がいた話なんて私に言う必要はなかったんじゃないかと思ったんですが、
ふじ夫的には、
私にきちんと話しておかないと、もしかしたら私に迷惑がかかることにもなるかもしれないとのことでしたもしかしたら、ストーカーみたいになったり、私が嫌がらせを受けることもないとは言えないということで
そんなこんなで
お付き合いが始まりました
当時の私の家は家電はあるけど物や家具は最小限ミニマリストってやつですね
ふじ夫の家には不思議な事に家電がほとんど無く、
洗濯はコインランドリー
レンジも使わない生活
男の人の一人暮らしは不思議だな
と思ってましたが、
どうやら前に一緒に住んでた年上彼女が全部持って行ったそうです
そしてある日、寝室に敷いてあった布団がなくなってました
『あれ?布団は?どこで寝るの?』
と聞いたら、なんと
前のふじ夫大好きな女の子が貸してくれてた布団だったそうで、数日後返しに行ったそうです
私その布団で数回寝たわ…なんかごめんなさいね…
お付き合い始めてから毎日一緒に過ごすようになり、家も車で10分程の距離だったので、
ふじ夫から
『一緒に暮らしたい』と言われ、
すぐにマンションを引き払い、私と私の家電と布団がすっぽりとふじ夫の家に納まりました
ふじ夫の家の場所は
まだふじ夫と仲良くなる前に
私が夜な夜なロードバイクで練習してたコースの折り返し地点でした
私は毎日のようにふじ夫の家の側まで行ってたんです
凄い偶然
その後、
忘れてた友人Gを呼び出し、ふじ夫から直々に私とお付き合いしていることが告げられ、友人Gは激しく落ち込んでました
そういえば、夫は椎茸が嫌いです
でも、私が作った筑前煮には椎茸もてんこ盛り入ってました
あの時は椎茸に気づいてなかったそうです
私の作った料理を食べれたことが凄く嬉しくて椎茸どころではなかったそうです
実は二度目の再会で家飲みを提案したのは
私を家に招いて仲良くなりたかったそうです
そして、私から『こんにちは』のLINEが来たとき、そろそろ連絡が来ると思っていたそうで
私が考え抜いた『こんにちは』に吹いたそうです
もはやただのノロケ話になって参りました
ここまで来たからにはあと少しお付き合い下さいませ
夫は夜ご飯は食べない派
でも飲みに行くのは好きなタイプでしたが、
結婚して外食はほとんどしなくなりました
私が作るご飯が何よりも好きなようです
なので、実は、喧嘩したら無言で夫の大好きなメニュー、肉じゃがやハンバーグ、油淋鶏などを作るのが私のささやかな抵抗なんです
もし私がいなくなったら、もう一生この味食べられないんだからね!!!!!
という念を込めて毎日美味しいご飯を作っております
ちゃんちゃん