前回のまとめです。


産地.群馬県みなかみ町新治村湯宿

時代.新生代 新第三紀 中新世

地層.赤谷層(あかやそう)

1.



二枚貝の不明種
殻頂の部分が欠損しています。何となく貝だということは分かりますが、赤谷層の詳しい化石の記載は見当たらないので判別出来ません…
この前ウニが出るといってウニを採ってきましたが有名なのはその化石ぐらいであとは詳しい人達にしか分からない産地だと思います。


2.





印象化石から先程の貝と同種と思われる化石です。ここまでハッキリしていれば何の貝か詳しく調べれば分かるかもしれません。
赤谷層は浅瀬の海の堆積物だとされているので内湾、またはやや深い所に住んでいた貝だと思われます。

3.





キヌタレガイ(ここから下は全部キヌタレガイになります。)
右半分が欠損してしまったキヌタレガイです両方あればもっと見応えがあったかも

4.


下半分が欠損しているキヌタレガイ、
もったいないですね

5.




完全体なキヌタレガイです。細長い個体でなかなか気に入っています。

6.


少し欠損していますがほぼ完品なキヌタレガイです。

7.




ヒビが入っていますね、怖い怖い…
前回載せたキヌタレガイです。あの写真の時はまだ本体側(雄型)が発掘出来ていなかったので壊れないかヒヤヒヤしながら慎重にタガネを入れていました。
で、結果的にこうなりました。
少し印象が薄いかもしれませんが立派な完全体です。今回の良品です。

8.


7で紹介した印象側の化石を持って帰ってきた後にボロボロに母岩が崩れていまして「まずい!」と思ったら出てきたキヌタレガイです。
とても小さいですが完品です。嬉しいですね。

9.




太っちょなキヌタレガイです。
最初に顔が出てきた時はかなり大きいんじゃないか?と期待しましたが下が全く続いていませんでした(^_^;)でもなかなかこのような大きさのものは採れないので貴重です。

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今回は最初のキヌタレガイが見つかると次から次へとキヌタレガイが見つかり、合計で7個体発見することが出来ました!そのうち5個体がほぼ完品です。おそらくキヌタレガイの密集地だったんでしょうね、ラッキーでした!(^^)

また化石とは関係ないですが川の増水が半端なかったです!先々週大雨が降った後下見に行きましたがその時よりも明らかに水量が多くてちょっと怖かったです。急遽長靴ではなく革靴に着替えて行きました。34度だったので途中から熱中症になるほどでしたが早めに切り上げたのが正解でした。
話は戻りますが増水は危険ですが、そんな中での化石採集になりました。最初はウニが採れればいいなぁ〜なんて甘く考えてたら全然見つからず、最終的に一個体も見つかりませんでした…でも不明な二枚貝が2つ、キヌタレガイが7つと収穫は上々でしたね。良かったです(^o^)
.おまけ
途中にノジュールを発見し割りましたが何も出ませんでした(^_^;)運が無いですね…

今回は以上です。
ではまた!