海生二枚貝のエオペクテンの紹介です。

過去にも書きましたが改めて載せようと思います。


産地.群馬県沼田市

時代.中生代ジュラ紀前期リアス期

地層.岩室層


1.


左半分が欠けて無くなっているのが何とも残念な標本です。でも産出は稀なので貴重です。

2.


比較的大きいエオペクテンです。自身が採取した中では一番大きいものになります。
真ん中の殻が剥げているのが残念ですね。

3.
このエオペクテンは凸型の印象化石ですが他のと比べると綺麗に見えます。
岩室層は、汽水生と海生の貝化石を共産する事から海に面した頻海性の堆積物と見られています。その近くには巨大なチテス海が広がっていたそうです。何か勿体ないですね。海成層ならアンモナイトやベレムナイトといった頭足類が産出し、地質の年代が明らかになっていたでしょうに…まぁそうしたら発掘禁止になっていたでしょうね(^-^;

今回は以上です。
ではまた、