植物園観察会2023年1月14日 | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

今年最初の、福岡市植物園の観察会です。
 
 

ミヤマシキミ(深山樒)、ミカン科ミヤマシキミ属、別名「億両」

 

ミヤマシキミの実は有毒

 

ミヤマシキミの雌株(左)と雄株(右)

 

薄ピンクが雄花

 

白が雌花

 

 

ニワウルシ、葉痕はハート形で大きい

 

ハナミズキ、花芽は対生のタマネギ型、葉芽は細長く先端は尖る、ともに鱗芽

 

 

花になる半球状(タマネギ型)の冬芽、鱗芽(りんが)で

芽鱗(がりん、冬芽を保護する鱗状のもの)が見える

 

 

 

エリカ、ツツジ科エリカ属、ピンクの筒状花が垂れ下がるように咲く

葉はスギのような針状で、枝に密集する

 

ジャノメエリカ、釣鐘型のピンクの花を咲かせる

 

縁起がいい「金のなる木」、南アフリカ原産

 

正式名は「フチベニベンケイ」(縁紅弁慶)、星形の花

葉はヘラ型でとても肉厚、ワックスをかけたような光沢

 

これは何の葉っぱでしょう?

 

小雨の中、みんなで観察

 

花の形から、サザンカのようですが・・・

 

花ごと落下、じゃあツバキ?

 

 

 

ハルサザンカ、サザンカ(山茶花)とヤブツバキ(藪椿)の交配だそうです

 

ウグイスカグラの花一つ

 

 

ニワトコの混芽(こんが、葉と花の両方を含む)、正面から見える芽鱗は4~5枚

葉痕はハート形(写真では丸く見えるが)で、維管束跡が3~5個

 

ニワトコ(接骨木、庭常)、葉芽(はめ、葉を含む)は水滴型で、対生になっている

 

スイカズラ科ニワトコ属で、高さ3~5mになる

 

カンザキアヤメ、別名ウインターアイリス、花は葉よりも丈が低い

花被片は6枚(外花被片3枚は倒卵形外側に反り返り、内花被片3枚は卵型で直立)

 

ソシンロウバイ(素心蝋梅)、ロウバイ科、「素心」とは「変化のない」の意味

 

内側も黄色い花被片を持つ

 

いい香りです

 

 

 

カミヤツデ(紙八手)、ウコギ科カミヤツデ属、

幹の髄から造花などの材料である通草紙(つうそうし)が作られ、これが和名の由来

 

 

とにかく葉が大きく70センチぐらいです!普通のヤツデと比べても、この通り!

 

 

花がたくさん咲いていました

 

カミヤツデの花

 

カミヤツデの葉痕

 

 

こんな感じで枝が取れます

 

 

シナマンサク(支那万作)、香りが良い黄色い花、枯れた葉が落ちずに残る

 

ゲットウ、ショウガ科

 

ツクバネガキ(衝羽根柿)、ヘタの形が、羽根衝きの羽根に似ていることから

別名はロウヤガキ(老鴉柿)、冬になっても黒くなった実がぶらさがっている姿を、

老いたカラスに見立て老鴉柿、或いは老人の姿に擬えて老爺柿とした

 

 

この木、何の木?

 

大きな葉っぱ、カジノキです。

 

 

シキミ、寺院に多く、枝葉を仏事や線香に利用

 

マツブサ科シキミ属

 

ニオイスミレが咲いていました。

 

 

小雨に見舞われたものの、オオヤツデを手に持ってご機嫌の一日でした!

 

大八手掲げ天狗か鼻高し

龍朗