もうなくなっていくのではないかと言われている「秋」。
でも、たしかに過ごしやすい季節としては短くなった思うが、
あちこちでみられる「紅葉」や、開催されている「菊まつり」、をみると、
まだまだ秋は巡ってきている、とホッとする。
酷暑から解放された、すがすがしい季節は、短くなっても、生き続けてほしい。
湯島天神で菊まつりが催されていた。
出品された菊は審査され表彰されている。
一輪物、鉢物、飾り物、そして細工物。
いろいろな形態で、展示され、それぞれに表彰されている。
いつも思う。
細工物のなかに、「菊人形」が必ずある。
1970年代に学生だった者は、菊人形というとたいがい、
横溝正史・金田一耕助・角川映画「犬神家の一族」を思い浮かべるだろう。
菊人形の首に生首が据えられている画像を。
なので、いまでも、ちょっと怖い。その前を通るときは。
湯島天神の菊人形はNHK大河ドラマ「べらぼう」がテーマ。
毎年、大河ドラマがとりあげられている。
ネットで「菊まつり」の起源を調べた。
江戸時代の「染井」だ。
あの、桜の定番品種「染井吉野」の原産地だ。
そこで菊細工がはじまり、「菊人形」も全国に広まったということだ。





