千代田区番町のまんなかあたりに、東郷通りという道がある。
その途中には東郷元帥記念公園という公園がある。
日露戦争、日本海で、ロシアのバルチック艦隊を破った海軍元帥
東郷平八郎の邸があったころだ。
その公園沿いに法眼坂という坂がある。
ここでは、化け蛙の合戦が観られた、とのことだ。
なぜ、化け蛙なのかはわからない。
坂は、怪談が生まれるところらしい。
帯坂、三年坂、法眼坂。千代田区番町に多い怪談はみな坂道にある。
文京区に残っている怪談も、根津・湯島のおばけ怪談、善光寺坂など、坂道ばかりだった。
ネットをみるとこんな話が載っている。
むかしの坂は、左右に木々が生い茂る林があり、住居があっても高い塀があり、
暗く怖い場所。
また、高いところと低いところの「境界」を意味するところであり、
現実の世界と異世界の境目にたとえられやすい。
なるほど。

