黒革の上下や白いスーツのジジイ、ババアが、

東京ドーム周辺、春日、本郷を埋めた。

異様。

本来仮装するはずがない高齢者たちが黒と白の装束で、

あちこちでたむろし、闊歩しているのだから。

仮装ができる若者のハロウィンやコンサート以上に、仮装しているのだから。

奇蹟だ。

 

矢沢永吉。キャロルの頃からのファンたちだ。

 

騒がない、はしゃがない。

ツイストも踏まない。

リーゼントを結える人も稀だ。

カラダは、もはやできないことばかりの人たちなのだ。