早稲田大学の大隈重信像を見たら、
朝倉文夫を思い出し、
朝倉文夫といえば猫ということで、
猫の街。谷根千に行ってきた。
谷根千は、谷中、根津、千駄木の略だが、
不忍通りを挟んで、上野台地から本郷台地にかけて横たわっている地域だ。
家が密集していて、細い路地がたくさんあり、
ゆえにクルマがなかなか入って来れず、
猫にとっては安心して暮らせる場所なのだ。
猫が代表作の彫刻家朝倉文夫の作品が展示されている朝倉彫塑館も
彼の本拠地の谷中にある。
すぐ近くの谷中銀座商店街も猫だらけだ。
2~3カ月ぶりだが、ここも外国人がすごく増えた。
千駄木に行くと、日医大の敷地に夏目漱石の住居跡がある。
ここで著された「吾輩は猫である」からとって、
記念碑とともに猫たちも配置されている。
猫の島。というのはよく聞く。
島は、民家が適度に密集していて小路ばかりで天敵クルマが少ない。
しかし、クルマが大量に行き交う都会の中に猫の街ができているのは珍しい。
東京ならではの奇跡なのかもしれない。