江戸城天守閣。
何度かきている。
きょう来たのは、「再建」云々のニュースをみたからだ。
「江戸城天守を再建する会」も2004年にすでに設立されている。
石垣だけが残る天守閣跡には、たくさんの人々がみられる。
よくみるとみんな外国人だ。
天守閣跡の前の芝地の脇には江戸城模型展示室もある。
5層。緑の屋根が印象的。
ここも外国人が列をつくっている。
天守跡のあたりは、幕府の中枢「本丸」だ。大奥も、松の廊下も、ここにあった。
どうせ再建するなら天守とともに本丸全体も。そう思う。
前回来たのは半年前だったか。
その時も外国人観光客が多かった。
数カ月を経て、その数はすごく増えていた。
日本人より明らかに多い。
まさに「サムライ」の国の象徴の地なのだ。
わたしは、
江戸城をはじめ江戸の街全体を焼き尽くした「明暦の大火」
の出火元とされている本郷の本妙寺跡地に住んでいる。
江戸城は日頃の散歩コースのひとつだ。
本妙寺は火元とされるわりには大火のあともその地に再建され、
しばらくして巣鴨の隣の染井の地に移転している。
なんの咎めも受けていない。
ありえない。
本妙寺のすぐ北にあった当時の老中の阿部の屋敷から火が出て、
幕府の面目丸つぶれなので、隣の本妙寺のせいにした、とか、
江戸も、幕府が開かれ半世紀が経ち、爆発的に人口が増えたため、
より巨大都市につくりかえるため意図的に燃やした、とか。
さまざまな説もあがっている。
千代田区から文京区にかけてのこのあたり。
江戸城再建。
ウェンブリー級フットボールスタジアム建設。
間違いなく世界中が大注目する夢の話が持ちあがっている。
見たい。
その姿を残日録に記したい。