かつてはスーパーの代表だった、

衣食住の品々がすべて買える大型総合スーパーが

次々と閉じている。

ダイエー、西友、近年はとくにイトーヨーカ堂...。

代わりに、価値あるもの、オリジナルのもの、を値段を抑えて品揃えした

新興の量販店が拡大している。

ダイソー、ドンキホーテ、ロピア、ニトリ...。

そんな移ろぐお客さま接点で、

ずっと支持され続けているスーパーがある。

その地域に住む人たちに、いいものを納得いく値段で提供し続けている

地域密着の中小スーパーだ。

もちろん、中小スーパーはたくさんの店が閉じていっている。

その中でがんばり続けている店もきちんとあるということだ。

東京のまちを歩いているとそこに目が行く。

 

 

「よしや」。

ここは神楽坂の店。

名は、だいたい「セーヌ」としている。

生鮮品は国産の銘柄品が主力だ。

ここはとくに鮮度が高そうな鮮魚の品揃えがいい。

LINEで入荷情報も流している。

精肉もいい。

たとえば高品質、安全安心で定評がある

「南部どり」コーナーが大きくとられている。

他店にはほとんどない国産合鴨「岩手がも」もきちんと品揃えされている。

 

ここは駒込の「サカガミ」。

ここも「南部どり」を大きくコーナーどりしている。

手描きの大きなPOPも特徴だ。

 

これらの店は、大型店が店を閉じるのを横目に、

お客さまをひきつけ続けている。

「丸正」、高級スーパーの「紀ノ国屋」「三浦屋」などもそうだ。

 

ついでに言うと、

これらの都心の地域密着中小スーパーには共通して

前記した「南部どり」「岩手がも」がコーナーどりされている。

わたしは、駒込の「サカガミ」で、

いつも「岩手がも切り落とし」を買っている

この鴨切落しは、鍋物、汁物に入れると、すごくおいしくなる。

鴨の国産品は価格が高い。へたすると黒毛和牛より。100gで数百円する。

でも、端切れ部分の「切落し」ならそれほど高くない。

とくに「サカガミ」は1パツク300円台におさえて販売している。

往復2時間以上かけても買いに行く。