ときどき。
近くの文京シビックセンターの展望台にのぼり、
富士山を眺める。
しあわせになる。
きょうもまた シンボル眺め しあわせに
富士山は、ビル群のなか、都庁の左隣に、その美しい姿をあらわす。
この世のものとは思えない神々しさで。
わたしは、こことは真逆の西側の浜松から、富士山を毎日眺めて育った。
距離は同じなのに、なぜかここ東京からのほうが大きく見える。
それに接するとそれのイメージがいっぺんに伝わるものを「シンボル」という。
言葉、文字、商標、家紋、色、姿形、デザイン...。
「ブランド」と言い換えてもいい。
富士山がすべての人に伝える共通のイメージは「美しさ」だ。
美しい富士山は、日本人の心に安らぎを与え、世界の人々に美しい日本を想起させる。
世界最強のシンボル、ブランドと言っていい。
すべての個人、組織は、なんらかのシンボル、ブランドを持ったほうがよい。
心を安らかにするために。
しあわせになるために。