信楽焼のたぬきを玄関に置いてみた。

すこし変わっているが。

これからは彼に送り迎えをしてもらう。

 

玄関に たぬき飾って 歩き出す

 

戦後。天皇が信楽焼の里を訪れた際、窯元がたぬきを焼いて迎えた。

以来、全国に広まった。

意外に新しい。

 

すこしまえに、ボケ防止のために、この「だちどまるけーすけ」ブログを立ち上げ、

東京のまちを徘徊しはじめたのだが。

軒先に置きものがある家が目についた。

たぬき、かえる、獅子、猫、犬、うさぎ、などなど。

気づいた。

いっぱいある昭和の遺物、高度成長ニッポンの残像、ともいえるシャッター商店街で、

生き残っている店の前には、信楽焼たぬきがいることを。

 

そこで我が家にも置いてみた。

 

これは有楽町の信楽焼たぬき。JR有楽町駅の下の地下道にある。

「ぽん太の広場」と名付けられている。

いつみても、すっとぼけていて、愛らしい。

 

駅長さんが2体置いたのがはじまり。

ここ有楽町は、織田信長の弟で茶人として有名な織田有楽斎が住んでいたところ。

茶人は茶器によく素朴な味わいのある信楽焼を選んだ。

というわけで駅長さんは信楽焼たぬきを飾ったようだ。

 

たぬきさん。これからよろしくおねがいします。