「軒下たぬき」を探して
気温35度超えのなか、湯島を巡った。
湯島には 軒下たぬき ぶどうパン
湯島天神を降りた不忍通り沿いに「舞い鶴」という、
ぶどうパンの店がある。
その軒下に並んでいた。
たぬきたちが。
小さなふくろうもいる。
ここは、知る人ぞ知る「ぶどうパン」の店。
ここのぶどうパンは、パンの半分以上がぶどうだ。
一斤1296円。お値段もゆく。
わたしは1980年代から湯島に来ているが、ここはまったく変わっていない。
湯島には、隣の本郷同じように、たぬきが複数いる。
これは講談師一龍齋貞水および酒房太郎の前のたぬき。
ここも40年以上前から変わっていない。
ここはうなぎ屋。
この店もたぬきもずっとここで営まれている。
やっぱり「たぬき」には力があるようだ。
ディズニーキャラクターで埋められた軒下もあった。
ディズニーを愛する人は飾らざるおえないのだろう。
「運」が出ていくらしい「犬」を飾る家が多い。
愛犬家にとっては風水は関係のないことなのだ。
湯島は、二つの顔をもつ。
湯島天神があって本郷と隣接する住宅地の台地まわりと、
上野と接する飲食街の下町。
湯島で見つけた「軒下たぬき」はすべて湯島天神まわりにいた。
飲食街にはいなかった。
思えば1980年代からつづいている店は、
湯島天神まわりばかりで、下の飲食店街にはあまりない。
下は怪しげな店にどんどん変わっていってしまっている。