「軒下たぬき」めぐりを続ける。

2024年6月25日。蒸し暑い。

本郷の北隣の西片を歩いた。

邸まちとして知られている。

江戸時代は福山藩の藩邸があったところだ。

現在は東京大学の影響をつよく受け、

学者、医師、経営者が多く住む。

 

蒸し暑く たぬきがいない 邸まち

 

 

かえるがいた。

本郷の伝統的な蛙と違ってアート作品だ。

象がいる。上にかえるが乗っている。強力な来福コンビだ。

うさぎと猫がいる。この招福タッグも強い。

うさぎはここにも。ピーターラビット風だ。

 

鳥がいた。本郷にはいなかった。

デフォルメ(誇張表現)されたアート作品だ。

この鳥は、縁起は意識しなくてもいいのかもしれないが、

鳥は、首がよく回り夜目も利くことから、

先を見通して未来を切り開いていくパワーがあるとされ、

商売繁盛や金運向上の縁起がよいものとされている。

 

この街にはたくさんの動物を置く家が複数あった。

縁起物というより装飾だ、

まず、鳥、猫、犬、猫...。

ここは、うさぎ、亀、りす、はりねずみ、豚、犬...。

 

邸まち「西片」には、たぬきがいなかった。

おしゃれな動物たちがたくさんいた。

隣町なのに庶民的で文人たちが多く住んだ「本郷」とは大きく違う。