2024年3月27日。水曜日。晴れた。

ここ何日かぐづついていたので気持ちいい。

ただ、桜はまだ咲いていない。開花予想日は先週末だったが。

 

門に名が 残るサムライ 半蔵のみ

 

「江戸城めぐり」の11回目。

今回は「千鳥ヶ淵と半蔵門」。

九段から千鳥ヶ淵にはいり南下してゆく。

人は出ている。外国人も多い。

千鳥ヶ淵ボート場あたり。濠にかかる桜はどれも花をつけていない。

「千鳥ヶ淵緑道」を過ぎる。

北の丸を分けている道路を超える。

ここからは「半蔵濠」の「千鳥ヶ淵」になる。

やはり外国人中心に人は出ているが、桜は開花していない。

そのまま南下していく。「半蔵門」が見えてきた。

「半蔵門」近く。この桜だけ開花していた。

これが「半蔵門」。

小さな門だ。

一度焼け落ち、大手門の前にあった「和田倉門」を移築したらしい。

この門は、表の正門の「大手門」の逆、

裏門、「搦手」(からめて)の位置づけということだ。

もしものとき、将軍が退避する門ということになる。

この「半蔵門」から西へまっすぐ甲州街道が伸びている。

甲州は、徳川幕府直轄領で、退避場所になるようだ。

現在でも、「半蔵門」は、天皇の裏門として機能しているようだ。

 

その「半蔵門」から伸びる甲州街道のはじまりの地に、

服部半蔵の屋敷があった。

半蔵は、明智光秀が織田信長を討った際の家康の必死の逃避行「伊賀越え」で、

家康の命を救った。

以来、半蔵の家は、家康のボデイガード、スパイ組織の長官になった。

昨年までのNHK「どうする家康」では山田孝之が演じていた。

 

わたしは、この半蔵が、気に入っている。