今回は「像めぐり」の12回目。

2024年3月6日。

 

コボちゃんも 三寒四温 コート着て

 

神楽坂の歩道に「コボちゃん」が立っている。

この日は雨上がりで寒くコートを着ていた。

地元の人から大事にされているようだ。

コートをとるとこんな感じ。

下手...。ほんとはもっとかわいい。

「コボちゃん」は、植田まさしのマンガの主人公。読売新聞に連載されている。

コボちゃんの本名は田畑小穂。

神楽坂は植田まさしが長年住んでいる街。

 

いかめしい像より、

日々、触られ、きれいにされ、時によっては服も着せられる、

こんな、親しまれている像がいい。きもち休まる。

 

神楽坂の歴史に触れる。以前も触れたか...、いかにもジジィの余計な話。

この神楽坂あたりは、

江戸時代、江戸城の外堀の曲がりどころで「飯田濠」と呼ばれ、

「牛込揚場」「神楽河岸」とも呼ばれていたようだ。

神田川が開削され、江戸湾から隅田川、隅田川からこの飯田濠海まで船が上ってきた。

全国各地から運ばれてきた米、味噌、醤油、酒、材木などがこの牛込揚場・神楽河岸で荷揚げされた。

いまも材木屋が何軒か残っている。

江戸の西側、牛込台地の東端に位置するここは、

江戸城の西側の人々にとっては重要な物流拠点だったのだろう。