2024年1月9日火曜日。晴れ。
どうやら仕事の再開はきょうが主流のようだ。
黒山の人だかりの神田明神の前を通ってそう思った。
「目で鯛やき巡り」の第6弾で、
日本橋人形町のたいやき屋「柳屋」に向かった。
本郷の我が家から歩きで1時間。
11時30分。柳屋の前に着いた。
「準備中」。
これまで巡ってきたたい焼き屋はだいたい午前11時までには開店していたが、
ここは12時半の開店だ。
最初は、十分に調べず午前中に訪れて引返した。
きょうは開店時間を承知のうえで来た。
近くの水天宮などの人形町の名所を散策してから買って帰ろうと思っていた。
ところが...。
12時半ごろ再度店に行って見ると、
20人以上のお客さんが並んでいた。
「グルメ」な人からは怒られるかもしれないが、
元祖ファストフードといえるたいやき屋で20人以上も並ぶなんて、
わたしからしたらありえなかった。
なので、あきらめて帰った。
これで、二度目だ、「柳屋」から引返すのは。
縁がないのかもしれない。
これもよし 鳴門鯛焼 完成品
このまま手ぶらで帰るのはちょっと悔しかったので。
「鳴門鯛焼本舗人形町店」に寄って
260円のたい焼きを買った。
首都圏に何十店もあるチェーン店だ。
並んでいるお客さんは一人もいなかった。
きれいな形をしている。色もいい。
尾っぽにも甘さを抑えたあんこが入っている。
皮は薄いが、しっかりした生地だ。
「手作り」感はなく「完成品」という感じだ。
おいしい。
ネツトをみると酷評している人もいるが、
わたしの舌にはこれで十分だ。
接客も、チェーン店のわりに、丁寧で、優し気で、気持ちいい。



