2023年10月29日日曜日。

ハロウィンと七五三で親子三代があちこちに集まっていた。

おばあちゃん、おじいちゃんの原宿、巣鴨地蔵通り商店街に行ってきた。

 

持続可能 新陳代謝 ない巣鴨

 

ここは商店街の入口。

この商店街は、いつ来ても人が多い。平日、休日の差がない。

来街者の多くがおばあちゃん、おじいちゃんなので当然か。

すぐに、元祖塩大福の店の人だかりが目につく。

袋物の店頭でおばあちゃんたちが品定めしている。

昭和の頃は、どの商店街にもあった「ミセス洋品」の店がある。

お寺がある。とげぬき地蔵の寺だ。ひっそりしていない。参拝者が絶えない。

「食堂」がある。

親子丼も、そばも、ラーメンも、カレーライスも、カツライスも、焼魚定食も、冷奴も、

何でもある。昭和の商店街にはこういう「食堂」が必ずあった。

帽子の店がある。おばあちゃんにとっては必須アイテムだ。

もんぺ、はんてんの店。いまやほぼ「絶滅危惧種」だろう。すごい。

これも驚く。「メリヤス下着」の店がちゃんと生きている。

飴屋だ。おばあちゃんはいつも飴をなめている。

靴屋。

アンダーアーマーでもスケッチャーズでもない、

独特の「やわらかい」靴が店頭に並ぶ。

薬と健康食品の店もある。

 

地蔵通り商店街は「昭和レトロ」のままの活気を持続している。

人も街も、新陳代謝がないと、生きてゆけない。

イタリアンも、激安八百屋も、無人販売店も、冷凍食品店も、コインランドリーも...ない。

まわりにはマンションがいっぱい建って、商圏の住民はどんどん変わっているのに。

ここ、巣鴨の、地蔵通り商店街だけは、原理原則があまりあてはまっていない。

奇跡のまちに拍手!!

そのあまりにも明確なポジショニングが、奇跡を生んでいるのだろう。