きょうは、9月からはじめた「貧乏隠退ジジイのマル得食道楽」シリーズの第二弾だ。

第一弾は、御徒町の吉池鮮魚売場と、「まいばすけっと」の、まぐろと銀鮭の切おとしの話だった。

第二弾は、最近すごく増えた激安八百屋だ。

 

食卓の おかずを増やす B級品

廃棄前 隠退ジジイ 救われる

 

なぜ激安八百屋が増えているのか。

それは、物価高が続いているからだろう。

では、なぜ、こんなに安く売れるのか。

ネットで調べるとこんな理由からだ。

第一に大量仕入れ、第二に仲買人の在庫を仕入れる、第三にB級品もしくは廃棄前商材を仕入れるから。

仲買人からしたら実はありがたい存在でもあるわけだ。

 

背景には、もうすこしありそうだ。

まず、気候変動で、従来の生産方法だと不足したり価格が高くなってしまう生鮮品が生じていること。

それから、日本に滞在する中国人をはじめとするアジアの人たちの商売として根づきはじめたこと。

アジアの人たちは、言葉の壁もあり、卸売市場での交渉や競りには参加しづらい。

なので、仲買人と交渉するほうが楽だ。

あと、スーパーマーケツトやコンビニエンスストアなどの効率的なチェーンストアが増えて、

むかしからの業種別の〇〇屋、およびそれらが集まる商店街が、店を閉じている。

その、好立地にありながら格安な物件に、激安八百屋が入居するようになった。

それによって、場所によっては、生き残りをあきらめていた商店街が活気を取り戻しているのだ。

 

わたしがよく行く本郷の激安八百屋をふたつ紹介しよう。

これは、単独店の「プチベール」。店主は、南アジア系の人だと思う。

小さな店で、格安だが、B級品、廃棄前商材には見えないキレイな商材をたくさん品そろえしている。

たとえば、店頭のカボチャ半切れはキレイな断面で98円だ。

 

それからここは、いつも混んでいる「スターフルーツ」だ。文京区中心に数店あるようだ。

ここは、ずっとまえに開店し、日本人が経営している。

たとえば、このみかん。一山250円だ。

人気のシャインマスカットも安い。

きょうは北海道産じゃがいも「インカのめざめも」もおすすめ。一山177円!

 

わたし、「貧乏隠退ジジイ」は、毎日、副菜を三品をつくっている。

自分で言うのも何だが、けっこう、旨い。

メニューは、スーパーの特売情報をみたり、激安八百屋の安い廃棄前野菜?を見繕って、

その食材から、考えて、ちゃちゃっとつくる。

激安八百屋は、我が家にはもう欠かせない存在なのだ。