きのう観てきた、朝倉文夫、藝大みこし、西郷さん、に刺激され、

きょうは、日本橋三越本店に、ライオン像、パイプオルガン、天女像を観に行った。

芸術経験が乏しいわたしは、芸術というと、三越本店のライオン像が思い起こされたのだ。

情けない、貧しい...。

これからはもっともっと芸術を楽しもう。

 

ライオン観 パイプオルガン 天女仰

ライオンが 人の顔にも 見えてくる

天炎の 極彩色で 聳え立つ

 

湯島天神と神田明神で日課の感謝の参拝を済ませ、

秋葉原から中央通りに出て、南へ進む。

 

10時2分前に日本橋三越本店の入口に着いた。

オバチャンと、外国人が十時の開店を待っている。

 

まずは。入口の左右の脇にいる「ライオン像」二体だ。

三越といえば、日本橋といえば、「ライオン像」だ。

三越のホームページをみると、「ライオン像」が設置れたのは大正3年(1914年)だ。

発注したのは三越百貨店の基礎を築いたとされる日比翁助さん。

ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔の下の獅子像がモデルとされ、

イギリスの彫刻家メリフィールドが型をとり、バルトンが鋳造したと記されている。

ライオンが左右に二体いるのはこの日本橋本店だけで、あとの店はすべて一体だけだそうだ。

よく観ると、このライオンは二体とも、口が開いている。

それと、顔が、人の顔に見えてくる。すまし顔ではない。表情があるのだ。

それが、印象に強く残るのかもしれない。

だから、東京・日本橋の代名詞といえる存在になっている。

 

店内にはいって、少し奥に進むと、吹き抜けの空間で出る。

そこに、「天女像」がある。

すごく大きくて、吹き抜けの5階に届くように聳え立っていて、

極彩色で、迫力がある。

三越のホームページをみると、

この像が完成したのは昭和35年(1960年)で、

三越のお客様に対する基本理念「まごころ」をあらわしていて、「まごころ像」ともいわれている。

この像をつくったのは佐藤玄々。たくさんのお弟子さんとともに、

数々の工程を経ながら、完成までには10年の歳月を要した。

 

この「天女像」のあるホールの2階部分に「パイプオルガン」がある。

ちょうど、きのう9月2日に修理が終わり、曲を奏で始めた、と、テレビで報道されていた。

ホームページによると、このパイプオルガンは、昭和5年(1930年)、

米国マイテー・ウェルリッツァー社製を購入。全体の間口は8.2mもある。

平成21年(2009年)に中央区民有形文化財にも登録されている。