谷中の朝倉彫塑館をみたあと、上野公園にはいると、

東京芸術大学のまえに行列ができていた。

きょう9月1日~3日は「藝祭」、東京芸術大学の文化祭なのだ。

ただ、ほかの大学の文化祭と違い、

上野公園全体を巻き込んだ大きな地域催事に発展しているようだ。

 

驚いた 芸大みこし ド迫力

 

キャンパスにはいると、驚いた。

巨大な怪物が、居座っていた。

これだ。

この怪物たち、

紙、発泡スチロール、砂などなどを使って作り上げた手作り作品ようだ。

よくみると神輿になっており、

芸大生たちが担いで上野公園を練り歩く。

 

観たかった。その光景を。

 

芸大をあとにし、国立博物館のまえを南下して、上野公園を通り抜ける。

上野の街に出るところでたちどまる。

芸大の怪物みこしをも圧倒するかのような「西郷さん」がドーンとそびえたっている。

着流し1枚というたいへんラフな姿で、雑種犬と思われる犬をつれている。

西郷さんの人柄がにじみ出ている、圧倒的でいながら親近感が湧いてくる、

見事な像だ。

つくったのは高村光雲。

前回のブログで触れた朝倉文夫も学んだ東京芸術大学の先輩だ。

 

やはり、すばらしい芸術は、ひとの心に響く、とらえる。

これからは、ときどきでもいいから、芸術に触れてゆこう。