7月25日。きょうも猛暑。

でも、空気がさわやかで、汗をそれほどかかない。

先日までの梅雨の蒸し暑さよりずっといい。

本郷の東京都水道歴史館と併設されている水道公園に行ってきた。

我が家からすぐ近くだ。

 

ここが東京都水道博物館。

お茶の水の順天堂大学の裏手にありあまり目立たない。

しかし、ここにくると、こんな五七五が、実感できる。

 

水制す ところ大都市 誕生す

 

江戸っ子も 神田上水 あっての粋

 

江戸時代のはじめ、

井の頭の湧水池から流れる出る神田川を目白台あたりでせき止めて、

神田上水がつくられた。

徳川家康が指示し、家臣の大久保忠行が責任者となりつくったようだ。

それにより、江戸という人口100万人の、

当時としては世界一クラスの大都市が成立する様が、

この東京都水道歴史館では示されている。

 

館内の展示物をみてゆこう。

これは、江戸の掘割と上水網を示したものだ。

日本橋、神田、銀座、新橋といった江戸の下町には、

網の目のように上水網が敷かれている。

神田上水なくして江戸という大都市は成立しなかったことがわかる。

これは江戸の街を上水網が走っている絵だ。

これは上水網かの取水井戸から水を汲む様を模型にしたものだ。

これは江戸の町家の「水回り」だ。

かめに水をためて使っている様子がうかがわれる。

これは、館外にある神田上水を再現したものだ。

安全面では問題はあっただろうが、

しっかりしたつくりであったように思う。

これは明治時代になってからの東京の水道の歴史を示したものだ。

西洋の技術が取り入れられて水道管が整備されている様子が示されている。

 

東京都水道歴史館の隣には水道公園が併設されている。

その半分は、バラ園だ。

猛暑日のきょうは、バラも夏バテらしく元気がない。

のこり半分は、樹木と川のゾーンだ。

夏は涼を感じることができる休憩場所になりそうだ。

いいとこ見つけた。

 

もうすこし涼しくなったら、バラを観に、また来よう。

きょうは勉強になった。よかった。