きのう7月22日。2023年の梅雨が明けた。

きょうは、東京大学本郷キャンパスの中にある三四郎池に行ってみた。家から近い。

西側の本郷通りからみると、赤門と正門の中間あたりの、奥に、ある。

 

ネットで調べた。

三四郎池の正式名称は「育徳園心字池(いくとくえん しんじいけ)」といい、

1638年に造成された加賀藩上屋敷の庭園だった。
1908年に朝日新聞で連載された夏目漱石の「三四郎」で、

主人公の小川三四郎が散策する舞台として取り上げられたため、以来三四郎池と呼ばれている。

湧水池で、まわりには、たくさんの樹木、ワラビやつゆくさなどの野草など100種近くの植物が茂っていて、 
ヒヨドリやカモ、アオサギなどの野鳥、時折、カワセミもやってくる。 
ザリガニやカメを釣ることもできる。

 

そもそも、東京大学本郷キャンパスは、外から自由にはいれて、

自然がいっぱいで、校舎はどれも歴史を感じさせ、

静かで、気持ち落ち着かせホッとさせてくれて、夏は涼を感じさせてくれて、

散策にはうってつけのところだ。

近くに住むわたしたちは頻繁に利用させてもらっている。

最近は、ここも、外国人観光客が増えた。


三四郎 いつも心に ありがとう

 

東大へ本郷三丁目駅のほうから行くとする。

最初の門は通常は赤門だが、近年ずっと閉まっている。

赤門の南側、本郷三丁目駅寄りに、伊藤国際学術研究センターの門がある。

いまはそこからはいるのが一般的だ。

入ると、東の東大病院方向に道がつづいているので歩いてゆく。

やがて大きな角に出るので、そこを左に曲がる。

すこし行くと右に弓道場がみえてくる。そのむこうの脇を右に曲がる。

森があり窪地になっている。そこを降りてゆく。

足元は、大きな石が無造作にならんでいて、けっこうわるい。

途中には滝もある。涼しくてよい。まるで山岳地に来たかのようだ。

降りきると、三四郎池がみえてくる。

公園の池ではなく、自然の森林の中の沼地という感じだ。

左へと池のほとりを歩く。

まわりは大きな樹木で囲まれている。

古い木製のベンチもある。

やがて、すこし開けた池をある程度見渡せる水辺に出る。

東大正門からはいると、この位置から三四郎池に臨むことになる。

以前からそうだが、三四郎池にくると気分が安らぐ。

これからは、もっと来よう。

三四郎池には何度も来ているが、今回、はじめての位置から三四郎池にはいった。

三四郎池の窪地から東側に出ると、グラウンドがある。

この日は、ラクロスの試合が行われる模様だ。

ちなみにこのグラウンドの下には水泳プールがある。

向こうには東大病院のビル群がみえる。

大きい。東京のど真ん中でこんなに広い敷地をもっているなんて。

さすが東京大学。

その南隣には剣道場がある。

弓道場も古い建物だったが、ここもかなり古い。

剣士たちの激しく打ち込む声が響いている。

 

きょうはここまで。三四郎池あたりの話。

つぎは、安田講堂周辺をみてゆこう。