神田川・柳橋の南、両国橋から浜町までの隅田川沿いにたちどまった。

これが蔵前から両国の間の隅田川の上にかかる両国橋だ。ちょっと味気ないが。

渡ると左手に国技館がある。

江戸時代の浮世絵の両国橋も壁に掛けられている。

こっちのほうがイイ感じだ。

 

隅田川沿いには「隅田川デッキ」という歩道が整備されいて、それを南へと歩く。

一部、上に、首都高が掛けられていて、景観的には残念な気持ちにさせられのだが、

隅田川と、タイルで装飾された壁と、草木の植え込みが道行く人の目を楽しませてくれる。

 

ただ、思ったより、人と出会わない。平日の昼間はこんなものなのか。

時折、ベンチに座ってスマホをのぞくサラリーマンがいる程度だ。

それと、このときだけだったのかもしれないが、

トロンボーンを吹くオジサンがイイ感じだ。思う存分の独演会だ。

 

ここで拙句。

騒音消す 隅田の流れと タイルアート

隅田岸 トロンボーマン 独演会

 

隅田川デッキから上がって浜町に出る。

大きな浜町公園がひろがっている。

このあたりは、江戸時代は大きな武家屋敷が並んでいたという。

米蔵が並び、毎日全国からの船が着き荷を揚げていた、両国橋北側の蔵前とは

だいぶ違う雰囲気だったのだろう。

 

浜町公園からすこしだけ西にゆくと明治座がある。

明治になってできた芝居小屋だ。

このときは梅沢冨三男一座が演じていた。

下町日本橋の雰囲気に変わった感じで、これもまたいい。