アメ横でもとくにアジア色に満ちているアメ横センタービル
の地階食品売場にたちどまった。
ここは日本ではない。
魚屋があっても、アジアの人が売っている。
肉屋があっても、日本の肉売場にない素材・部位ばかりが並んでいる。
食品屋があっても、日本のスーパーにはない乾物・調味料ばかり陳列されている。
そして、ぜーんぶ、めちゃめちゃ安い。
アメ横で アジアあふれる 地下売場
鴨の羽 爪、舌、頭 みな食材
「フォト、ノー」
地階に降りてすぐの加工食品店の軒先をスマホで映したら、いきなり怒られた。
片言の日本語で。
並んでいる商品はほとんど日本のスーパーでは見かけないものばかりだ。
巨大な鯛に驚く。1尾1000円。値段にさらに驚く。
太刀魚も3尾で1000円だ。
貝、しゃこ、ワタリガニ、えび...みんな生きている。
間違いなく新鮮だ。
この魚屋はさすがに日本人の経営だろうと思って店主の会話を聞くと、
あきらかにアジア人だ。
鴨肉。日本のスーパーだと置いてある店のほうが少ない。
おいてあっても、ロース肉だけだ。
ここには、鴨の、羽も、爪も、舌も、首も、頭も、みんなある。
それどころか、猪の、頭や、前足まである。
アジアの食のこの貪欲さ。半端ない。
価格にもおどろく。
大きな大きな肝臓が、胃袋が、内臓の各部位が...200円台からある。






