カミさんの地元湯島天神祭りの本番、氏子町神輿の「宮入」にたちどまった。
まず五七五。
祭りの日 成長期の 爪あと見
宮入で 一度で入る 神輿なし
これが、わたしも六年住んだ湯島天神表参道の氏子町「天梅会」の「宮入」だ。
話は飛ぶが...
この町にいた頃のわたしは、ただただ仕事にのめりこみ、
家族のことはあまり考えていなかったかもしれない。
隠退のいまだから思う。
でも...話が飛びまくってしまうが...。
祭りは、やはり、これぐらいの規模感、コンパクトさがちょうどいい。
祭りは各氏子町が各町民のしあわせを祈り、祝う。それが基本だと思う。
ただ、担ぎ手は、地元の町民がどれほどいるのかわからないが...。
「天梅会」のまえに六年住んだ、というか、
まだまともに食べられなくて転がり込んだカミさんの実家があった、
氏子町「天三会」の神輿も観れた。
午前中はあれほど静かだった湯島天神周辺も、午後にはこのとおり。
境内は人で溢れ、外の屋台にも見物客が集まっていた。
この日は、隣の、上野の、五条天神も祭り。
湯島天神祭りの神輿を追いかけているうちに、この隣町の神輿にも出会う。
上野の繁華街をスポンサーにもつ五条天神祭りは、神輿もでかい。
けど、あまり人が住んでいないところゆえに、
住民のしあわせを祈る氏子町主体の祭、とは、すこし言い難いかもしれない。




