一句。

 

かっぱ橋 世界注目 なぜできた?

 

まえに話したが、ときどき再確認していく...。

このブログは、仕事を隠退したわたしの「ボケ」防止を目的にはじめた。

「ボケ」とは「認知症」のことだが、わたしは、そこにいく過程にある心の病全般、たとえば「うつ」とかも指している。

 

ボケないためには、毎日、カラダとアタマを使いながら、

インプット(受信)とアウトプット(発信)をくりかえすこと。

と、わたしは勝手に思っている。

なので、毎日、街とかスポットに出かけていき、体感し、画像として記録し、

それを画像付き日記と、五七五=川柳にして、ブログに投稿していくことにした。

出かけていくのは、わたしが住んでいる本郷から片道2時間までで歩いていける範囲の東京とした。例外も出てくるだろう。

ブログのタイトルは「たちどまるけーすけ」だ。

 

出かけていくところは、これまでは、街という「面」をテーマにしてきた。これからも、それはつづける。

が、これからは、それとあわせて、特定のスポット(点)とか通り(線)もテーマにしていきたい。

 

今回は、かっぱ橋道具街だ。通り(線)だ。

わたしの家から東へ歩いて40分程度のところだ。その手前の東上野までの「日記」はすでに投稿している。

世界中をみても、調理用品、食器の店がこんなたくさん集まっている街は、ほかに無いのでは?

ネットで名前の由来をみてみると、合羽を作っていたところ、河童伝説があるところ、の2説があるようだ。

では、なぜ、ここに、こんなに大きな、調理の道具街ができたのか?

ネットをみる限りではわからない。ただ...

大正時代に何軒がここに開業し、それらの店が評判になり、同業者が集まってきて店を開いてゆき、現在に至っているようだ。

 

かっぱ橋商店街の入り口には、シェフを模した巨大な飾りを屋上に据えたニイミの本店ビルがある。

事実上、これがかっぱ橋商店街の目印だ。

その前に食器専門店の「田窯」がある。

低価格の馴染みやすい和食器をたくさん品揃えしている。

かっぱ橋商店街にはいっていくと、キッチン用品をまんべんなく扱う店もあれば、

木製食器ばかり取り揃えている店もあれば、金属製の調理用品が主体の店もあれば、

なかには「たわし」製品がいっぱい並んでいる店もあったりする。

この圧倒的な品揃えの豊富さ、専門性に、料理にまったく関心がない人でも、魅了されてしまうのではないか。

どの店も「業務用」顧客がメインなのだが、一般の消費者もたくさんたちよっている。

 

とくに目をひくのは、外国人の多さだ。観光バスでやってきている。

彼らは、とくに「刃物」の店にたくさんいる。日本人より多い。

 

それから、料理サンプルの店も、とくに人が集まっていて目立つ。外国人も多い。

かっぱ橋道具街ならでは光景ともいえるだろう。

 

1店ためしに、店内の品揃えをもうすこしくわしくみてみる。

「キッチンワールドTDI」という調理道具を全般的に揃えている店だ。

木製食器、金属調理用品...なんでも揃っていて、この店だけで調理用品をすべて選択できる。

すばらしい。

亀の甲たわしだけみてもなんだかおしゃれにみえてしまう。

タイ料理をテーマにしたエンド催事もある。

かっぱ橋道具街には、こんなにすごい店がいっぱいいっぱいあるのだ。

 

おまけをひとつ。

このかっぱ橋商店街のあるあたりは、いまはそういう町名はなく、銀座線の駅名としてだけ残っているが

かつては「稲荷町」「田原町」と呼ばれていた地域だ。

このあたりは、小さなお寺がたくさんある。

そのため、仏壇仏具・神具の店がたくさんある。

こんなにたくさん仏壇仏具・神具の専門店が集まった街も、ここ以外には無いだろう。

これらの店のショーウインドウをみていても時代の変化を感じる。

かつては、大きな、豪華な、仏壇仏具が前面に出ていた。

いまは、小さな仏壇仏具が最優位置にズラリと陳列されている。

 

東京の街は、面白い。ひとつひとつに「顔」がある。

徳川の時代から400年以上、ときの政府の政策、戦禍、大災害を経ながら生きてきて、「顔」が作られてきている。

この東京散歩行、たんなる散歩でなく、ワクワク旅になりそうだ。