まず一句。
朝十時 酒盛り外人 満つアメ横
わたしは、カミさんが近くの湯島出身ということもあり、40年以上前からよくここに来ている。
上野アメ横に。
そもそもアメ横にこんなにたくさん飲み屋があったっけ?
こんなに外国人たちが酒盛りしていったけ?
いま、午前10時半というのに、アメ横飲み屋街はこんなふうになっている。
ご覧の通り、満席状態で、酒盛りしている。
メニューの写真をベタベタ貼った刺身をメインに出す和食店がとくにそうなのだが、
お客さまはほとんど外国人だ。それもアジアの人たち。
彼らにとっては、ここで朝から酒盛りすることが日本観光の一環なのだろう。
では、日本人たちは、どうか。
いるいる。午前十時半に、ここでは、けっこうたくさんの日本人が飲んでいる。
外国人ばかりの店と比べると、よくある居酒屋や立ち飲み屋で、一人客が結構多い。
でも、ここらあたりを徘徊していたわたしの記憶では、
40年以上前は、こんな風ではなかった。
アメ横は、やっぱり、アメリカンブランドや菓子などを安く買う場所だった。
いつからこうなったのだろう。



