今回は日比谷公園の北隣の皇居外苑にたちどまる。

 

まず駄句ふたつ.

 

外人も みなたちどまる 二重橋

皇居前 松の間隔 絶妙

 

皇居外苑でいちばんたくさんの人がたちどまっているのは二重橋前だ。

日本人より外国人のほうが多いぐらいだ。

大きな水堀があり、高い石垣があり、二重橋があり、大きな皇居正門につながっおり、

遠くに三重の櫓があり、そしてうしろには緑でおおわれた皇居がひろがっている、

それらがすべてひとつのフレームにおさまって見えてしまう...。

 

つぎにたくさんの人がたちどまっているのは、

大きな坂下門と、そのむこうにあるレトロな建物「宮内庁」がみえる場所だ。

 

わたしとしては、なによりも、絶妙な間隔をとって芝のうえに植えられ配置されている松たちが印象的だ。

誰が、この植え方を決めたのだろう。

むかしからの、このような高貴な場所での、松の植樹の習わしのようなものがあるのだろうか。

維持・管理もきっとたいへんなことだろう。

 

皇居外苑は、南北に走る大通りを挟んで、西側の皇居側と東側の丸の内側で様相がすこし違う。

西側の皇居側はおそらく「皇居前広場」と呼ばれていて、広い道と、芝と松、だけで構成され、施設やベンチはない。

東側の丸の内側は、広い道、芝、松、以外に、たくさんのベンチ、休憩所やベンチもあり、たちどまり、休憩しやすい。

 

南の日比谷公園に近いほうには「楠木正成」像もある。

皇居外苑にはほかには銅像はみあたらないが、なぜ楠木正成だけここにいるのか。

理由は、天皇の忠臣の象徴だからのようだ。

この像には躍動感がある。

外国人も含め、ここでたちどまっている人は多い。