本郷から南東方向に街を訪れていたが、また、ここで一休み。

このプログの最初のころたちどまった、我が家のすぐ東にある東京大学本郷キャンパスに、ふたたびたちどまる。

ただし、前回とりあげた名前の知られた安田講堂や三四郎池でなく、

みなさんがあまり見たことがないであろう「東大」を紹介する。

 

まず恒例の駄句。

 

終日も 過ごせる東大 観光地

 

東大本郷キャンパス内の南西位置に、あまり人には知られていないが、「懐徳館」およびその庭園がある。

旧加賀藩主前田氏本邸庭園で、国の名勝に指定されていて、いまは東大総長の迎賓施設になっている。

一般には公開されておらず、外からすこしその素晴らしい様子を眺めることができる。

つくづく思う。

本郷の東大キャンパスは、都心部にありながら、「赤門」や、前回紹介した神秘的な「三四郎池」だけでなく、

このような森に囲まれた純和風の異空間も備えており、歴史に彩られたさまざまな空間をもつという点で、

ほかの大学キャンパスとは一線を画している。

ここには、カフェ、食堂、コンビニ、無料の美術館、たくさんのベンチ、バス停、そして大病院まであり、

本郷の東大キャンパスは、オープンで、終日過ごせる癒しの観光地なのだ。

 

三四郎池の横に移動すると、観客席も備えたサッカーグラウンドもある。この地下は水泳場にもなっている。

この脇にある剣道場、柔道場も、ふるい建物でなんともいい。

 

そのサッカーグラウンドの東側には、医学部や東大病院がひろがる。

本郷は、この東大病院と、これまでにも触れた、南側にある順天堂、東京医科歯科大学の大病院があるためか、

からだとこころを治しにたくさんの人が来訪し、救急車も昼夜関係なく、ひっきりなしにやってきている。

 

正門から、安田講堂を望む。

この銀杏並木も、東大のシンボルといえる。

いまは新緑がすごくきれいだ。

 

おまけに-。

東大正門の前に「ルオー」という喫茶店がある。カレーがおいしいことでも知られている。

以前、何度かいただいた。本格カレーというよりも、じつくり煮込んだどこか懐かしいカレーだ。