まず一句。
ウォール街? 静か兜町 に佇む
日本橋南詰の東側にある日本橋兜町についてウィキペディアから要点だけ抜き出すと次のような説明になる。
東京証券取引所が所在することから「日本のウォール街」とも呼ばれる金融街。
1980年代には、イギリスのシティ・オブ・ロンドン(シティ)、米国ニューヨークのウォール街、香港の中環などと並ぶ世界屈指の金融センターといわれた。
かつては、金融機関の多くがこの街にあったが、現在では、株券の電子化やインターネット取引の普及、丸の内や大手町の最新オフィスビルに事務所を置くようになって、金融業界の建物は減った。
そのため、街の再生を進め、既存建物のリノベーションが進み、飲食店やベーカリー、どぶろく醸造所、ホテル、芸術ギャラリーが出来、東京証券会館屋上には食育用の菜園も設けられ、金融街時代も閑散としていた土日祝日を含めて消費者・観光客が訪れるようになっている。
そもそもなぜ「兜町」と呼ぶのか。「兜神社」があるからだ。「平将門の兜」が祀られている。ひっそりと建っている。
その兜神社の前に、この街のシンボル、「東京証券取引所」が静かにどしんと鎮座している。
重厚に、石?の外壁、でかためられている。
そのまわり。
証券会社はたくさんある。が、人やクルマの出入りはほとんどみられず、しーんとしている。
それよりも、もともと証券会社の建物だったのだろうか...
石か石風タイルでおおわれた、おしゃれなギャラリーや飲食店が目につく。
かつては日本経済をけん引し「日本のウォール街」と呼ばれたこの兜町も、いまは静かになり、街の再生が進められているようだ。