本郷の「顔」といば東京大学も欠かせません。

誰もがよく知る赤門、正門以外にも、そこにはたくさんの物語が残されています。

まず、わたしのような60代だと、なんといっても安田講堂にたちどまります。

ちゃんと残されているんです。毎日毎日テレビニュースにくぎ付けになってしまったあの70年安保安田講堂の攻防の跡が。

とめどなく降り注ぐ火炎瓶、閉じ籠った学生たちに放たれ続ける放水車からの水...、あのときが蘇ります。この安田講堂をみると。

それから、それとは一転して、大学の中にこんなにも神秘性を感じさせる池があるなんて...。三四郎池です。

本郷って、すいよせられて、たちどまる、物語の宝庫です。