上野には靴屋が多い。

なぜか。ネットをみる。

人が集まるところだから…

ひと言でいえばそんな感じの説明になっている。

だったら、新宿、渋谷、池袋…みんなそうだ。

「上野」の理由になっていない。

きちんと数を数えたわけではないが、

街の靴屋の密度は上野が一番なのではないか。

 

個人の想像だが、

東の墨田から浅草あたりまでは、

以前屠畜場があり、戦時中は皮革の軍装品を生産していた地域で、

そのせいで、皮革を扱った店が多い。

それが、東北・北陸の玄関口として旅行客や行商人が集まる上野にも、

その拠点が手着していったのではないか...

わたしはそう思う。

 

ここも、おなじみのABCストアなどのチェーンストアが多いのだが、

上野を象徴するような靴屋が一軒ある。

地元者なら知っている。

「イケダヤ靴店」だ。

 

ここ。上野で一番古いと思われる。

しかも単独店だ。

でも、品揃えは上野一を誇る。

それどころか靴選びのプロ「シューフイッター」を複数常駐させていて、

どんなお客さまの要望にも、ピタリと合った靴を紹介してくる。

革靴も、スニーカーも。

 

あと1軒。

上野ならではのスポーツ用品として「寿圓」と「ロンドンスポーツ」があるのだが、

その「寿圓」のシューズ店の店員さんも、

くつのことをよく知っている。

わたしは脊柱管狭窄症で血流をサポートしてくれる靴を選ぶ。

そのため、以前は「MBT」という海外ブランドの靴ばかりだったが、

いまはもっぱら「ナイキ・モティバ」。「MBT」と似た構造でできていて、

しかも1万円で購入できる。

その「ナイキ・モティバ」が廃盤になった。

そのときこの店の人に聞いた。

基本は「ランニングシュース」。踵からつま先へ流していく構造で作られているから。

なかでも、アシックスか、ナイキの新しいタイプ。

それが答えだった。

 

毎日お世話になる靴は、自身の身体、健康ときちんと相談しながら、

選ぶべきであり、その助言がきちんとできる人がいる店に行くべきだろう。