江戸川区船堀の「新川」を歩いた。

新川は荒川と江戸川をつなぐ運河。

両岸には遊歩道が整備され、ずっと歩くことができる。

 

船堀の 金魚の里の 運河ゆく

 

ここは金魚養殖が盛んな地。

都営新宿線船堀駅の壁面には大きく金魚が描かれている。

 

新川には、ところどころ木製の橋が架けられ、

水草が茂り、

鴨の親子も泳いでいる。

沿道には千本の桜が植えられているという。

 

そして、7月から8月は、金魚の飾りがズラリと吊るされている。

 

知らなかった。

江戸川区にこんなに情緒豊かな運河があるなんて。

 

中国原産の金魚が日本に伝来したのは1502年らしい。

東京での金魚養殖は、17世紀後半の江戸時代に上野の不忍池で始まったようだ。

関東大震災を経て、金魚の生産ができる大きな池を確保できる江戸川区が生産の中心地になった。

いまでは、ここ船堀は、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市と並び、「金魚三大産地」と言われている。