先日おだやかな日差しの中、父さん、母さん、じいちゃん、ばあちぁんが眠るお墓参りに行きました。

がんの手術で入院となり、いろいろ大変でしたが、無事退院できたので、そのお礼にと…。

「いのち」についていろいろと考えさせれました。

お墓に手を合わせて、その帰り道それは見事な桜が満開。はじけそうなくらいの生命力を感じました。

その時の想いを詩に書きました。

 

 

「桜がはじける」

 

ぱちんと張り裂けそうな満開の桜

綺麗

文句なしに綺麗

誰が見ても綺麗

 

愛おしい

この綺麗な花が全部散っていくのを知っているから

過去も未来もない あるのは今だけ 今この瞬間だけ

抱きしめたくなるくらい この姿が この時間が愛おしい

 

夏 秋 冬 ずっと膝を抱くように季節を過ごし

1年間の想いを一気に咲かせる そして散る

それは美しくてはかなくてせつなくて愛おしい

 

目の前のこの花も散りゆくだろう

でもいのちは続く

今を積み重ねて