おはようございます。立花です。

本日から6週間にわたり、企業新入社員研修と霞ヶ関新入省行政官研修が雄勝で開催されます。
おひとりおひとりの成長に貢献できるよう
自身成長のために「出し切り、やりきって」頂けるよう
私自身も全身全霊で挑む覚悟です。
毎年のことながらこの時期は「倒れられない」という緊張感があります。
今までと違い、今年の心配は腰痛です。
昨年11月激痛で身動きできなくなり、一週間入院、退院後も完治という感じはなく、
重いものを持った後や長距離運転後には、腰痛に悩まされています。
柔軟やストレッチをし、腰に負荷のないようつ注意していきます。

さて、先週は(社)東の食の会 事務局メンバーや東北の生産者とともに
「のとのものキャンプ 第0回」を石川県七尾市で開催しました。
今年、福島で開催した「東北リーダーズカンファレンス」に能登のメンバーを招待した際、
「ぜひ能登でもやりたい!」とその場で能登のメンバーから宣言あり、第0回として急遽開催することになりました。
能登の食や酒に携わる方々にお集まり頂きました。改修作業中の七尾の古民家「じろざみ」到着後、
まずは会場設営。日頃から雄勝でやっているDIY作業系は、何も考えず身体が先に動きます。
「東の食の会に来て欲しいと思っていた」と、という能登の方の言葉に、関係者みなに思わず嬉しさがこみあげていました。
今回、熱量高い農家や漁師、杜氏や蔵人 、鍛冶屋やデザイナー
「やれることは全部やる」と覚悟を決め動くシェフにも出逢い
世界農業遺産でもある能登の里山里海の絶景に触れ
何度でも訪れ、また逢いたい、また見たいと思う場所になりました。

以下は、一緒に行った福島県いわき市のトマト農家・元木寛(もときひろし)さんの言葉です。
能登地震後、東の食の会チームとして元木さんが炊き出しをした際との比較もあり、
能登の現状が詳しく書かれていますので共有します。

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能登の現状と課題

【瓦礫撤去が進んでいない】
今回、東京から新幹線で高岡に入り七尾、穴水、輪島、能登町と回ったが倒壊した建屋の瓦礫撤去があまり進んでいなかった。(徐々には進んでいるが東北と比べて遅い)
奥能登に入る幹線道路のダメージが酷いためアクセスが非常に悪く、外からの災害復旧の宿泊拠点となる場所がなかなか作れないためとの事。
外からの復旧事業者が少ないため、これまで地元の土木事業者中心に道路などのインフラ復旧優先で対応しているため、瓦礫撤去までは手が回らずに遅れている。
奥能登に近い七尾市の和倉温泉には約500名程のボランティアが滞在していて満杯状態となっており、他に奥能登に近い大きな拠点がなくボランティア受け入れもなかなか進まない状況。

【水道管問題】
七尾市や能登町では水道管が復旧したと報道がされているが、何故か街中には給水所がまだ多数ある。
水道の本管は徐々に復旧しているのだが、本管から各家庭に引き込む管の工事をする工事業者が足りておらず、多くの家庭では未だに水道水が出ていないと言う。
能登町に住むデザイナーのマユングが『昨日やっとお水が出てめっちゃ嬉しい!』と、とても喜んでいたのが印象的だった。(発災からもう半年近く経つのに)

【報道が少ない】
ネガティブな事ばかりではなく新たな取組みも始まっており、和倉温泉では地元のJC(青年会議所)が仮設の屋台村を作り、ボランティアの食事処や情報交換の場となっているが、
このような次へ繋がる取組みが首都圏キー局では殆ど報道されていない。
東日本大震災の時は震災から約1ヶ月後には東京のキー局が現地に入り、その報道がきっかけで私も絶望の中で少しずつ良い方向に向いていきました。
地元の報道機関は入っているらしいが、東京の報道機関には是非もっと能登に入って欲しい。

【人手が全く足りていない】
奥能登への大動脈となる道路『のと里山海道』の損壊が激しく能登へのアクセスの悪さや、発災直後に政府や県が行った『まだ来ないで』キャンペーンの印象が未だに残っており、
外からの人の流入が少ないとの事。瓦礫撤去が進まない状況ですが、炊き出しや物資運搬、シンプルに観光などできる事は沢山あり、能登の方々は、みんな『能登に来て欲しい』と言っています。

【能登の人々の気質】
東日本大震災時の東北もそうでしたが、能登の人々の真面目で実直な気質のせいで素直に『助けて、応援して』が言えていないように感じた。

このように様々な状況が複雑に絡み合っており、東日本大震災の東北よりも復旧には複雑な調整・スキームが必要だと感じました。
最後に、被害が少なかった金沢や高岡は元々は世界中の人々が訪れる観光地だったが、このGWも観光客は少なかったそうです。
能登は美しい棚田や日本の原風景、一部再開した飲食店、美味しい海と山の恵み、心穏やかな人々など、素晴らしい場所です。
不謹慎かもしれませんが、構えすぎて『支援』一択ではなく、自己責任にはなりますがもっと気軽に能登に足を運んで美しい景色を見たり、
徐々に再開しつつある飲食店で能登の恵みを楽しんだり、人と話したりするぐらいの気持ちで能登に向き合っても良いのではないかと思います。

ある能登のキーマンがこう言っていました。
#もう来てもいいよ能登
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お知らせです。

■第2回 足の8020ウォーキング 開催
https://www.ashino8020.jp/
「足の8020」という市民運動が30年後の社会に定着し
平均寿命と健康寿命の差がなくなることを目指しています。
期間:2024年5月10日(金)~31日(金)
主催:一般社団法人 足の8020
共催:一般社団法人 日本ウオーキング協会
協賛:ロート製薬・NTTドコモ・大和リース 他
後援:都道府県の半数以上、全国自治体の5%相当数の自治体が後援してくださいました
アンバサダー応募:期間中ウォーキングへの参加を促す応援団、お住いの地域やお勤めの会社で、数名からのイベント参加をサポート頂きます
#足の8020 #健康寿命 #平均寿命 #平均寿命と健康寿命の差をなくす


■女優・山口智子さんのYouTube番組
https://www.youtube.com/@tomoko_yamaguchi
モリウミアス・石巻市雄勝町編 シリーズ全9話
第8話 土から創るナチュールワイン モリミアス ファーム ロケ地@雄勝町・MORIUMIUS
毎週土曜日朝9時更新
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