おはようございます。立花です。

今夏のLIVEIN MORIUMIUSも最終週の5週目に入りました。
大きな怪我無く、事故なく、ここまで過ごせていることに安堵しています。
今週も沢山の体験と笑顔に包まれながら
引き続き怪我無く事故なく過ごせることを願います。

さて、先週は、1923年に発生した関東大震災から100年の節目を迎えました。
地震の規模は東日本大震災が最も大きくマグニチュード9.0、次いで関東地震の7.9、阪神淡路大震災の7.3と続きます。
必ず起こると言われて久しい南海トラフ巨大地震は
2035年からプラスマイナス5年、つまり2030~2040年の間に必ず起きると言われています。
人的被害だけでなく、日本社会、日本経済に与える影響もはかり知れません。
東日本大震災は、行方不明者含む死者数約2万人、経済損失は20兆円と言われています。
一方で、想定されている南海トラフ地震では、東日本大震災の10倍以上
経済的損失は220兆円以上、死者も32万人を超えると予測されています。
地震の規模はマグニチュード9.1と東日本大震災とあまり変わらないと予測されていますが
人口密集度から死者32万人という推計が出ています。
関東大震災から100年しか経過していないにも関わらず
関東地域での関東大震災の伝承はほぼないに等しく、また
南海トラフに対する危機管理・防災意識啓発、避難訓練・緊急対応シミュレーションも
まだ不十分と感じるのは、私だけではないと思います。
100年も記憶しておけない、伝承できないのが、人というものだ、という前提に
忘れない仕組み、忘れさせない取り組みにしていくことが大切です。

また、先週は、1945年8月15日終戦から78年を迎えました。
苛烈を極めた戦争で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。
第二次世界大戦は、1939年9月のドイツによるポーランド侵攻から
1945年8月に日本が無条件降伏するまでの6年間を指します。
日本人で犠牲になったおよそ310万人(軍人軍属が230万人、民間人が80万人)で
9割が1944年以降の戦争末期に集中して亡くなっています。

終戦記念日には戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ全国から遺族の代表などが参列しました。
全国戦没者追悼式に参列する遺族のおよそ4割は80代以上と、戦争を体験した世代は減り続けています。
今年はあいにく、台風の影響で、追悼式典参列を見送った都道府県もあったようです。

関東震災だけでなく、日本が戦争をしていた、戦争があった事実もまた、100年もせずに風化しようとしています。
一方で、世界では、ロシアによるウクライナ侵攻など、戦争・紛争のニュースが連日伝えられています。 
戦争と自然災害、平和と防災を考える一週間となりました。