震災から3年目を迎える能登の6団体がモリウミアスで混合研修を実施。文化は一貫性から生まれ、人は人の熱に動かされる。地域が自走するための「種まき」となった3日間を振り返ります。

 


おはようございます。立花です。

先日、能登の6団体による混合研修を
モリウミアスで実施しました。

震災から丸2年が経過した能登。
発災から3年目、これからが本当の意味での
厳しい一年、長い道のりになると感じている方々が、
モリウミアス・雄勝に集いました。

震災前から地域で活動を続けてきた方。
移住し、これから挑戦を始めようとしている方。
観光、こども支援、地域商社、宿泊など、
分野は異なりますが、根底に流れているのは
「地域に根ざし、持続可能な営みをつくりたい」
という強い想い、そして、覚悟でした。

今回の研修は、混合メンバーでの開催でした。
1社/団体が基本ではありますが、
これもまた意味もあると感じています。

同じ地域であっても、立場や世代、フェーズが違えば、見えている景色は異なります。
だからこそ、対話が生まれる。自分では当たり前だと思っていたことが、
他者の視点によって照らされ、新しい意味を帯びていく、そう考えます。

モリウミアスでは、正解を教えることはこどもにもおとなにもしません。
自らで考え、判断し、行動する、ことを大切にしています。


振り返りの中で出てきた言葉のいくつかが、
今も心に残っています。

大切にしていることを一貫していることが「文化」になる。
つくるプロセスを共に歩むこと。
人は、人の心に動かされる。
生活や資源の循環は、感謝の循環でもある。

特に印象的だったのは、
「関わった人を幸せにする。その人がさらに誰かを連れてきてくれる。それが無限の樹形図になる」
という振返りの言葉でした。

これは、15年前の東北で起きたことでもあります。
(一社)東の食の会が主催する「漁師学校」から、三陸の漁師が繋がり
フィッシャーマンジャパンが生まれ、
「ふくしまファーマーズキャンプ」からチームふくしまプライドが生まれました。
150名、200名が集う東北リーダーズカンファレンスが各地に広がり、
熊本や能登でも独自開催の芽が出ています。

震災直後、始まった能登との関わりは、「のと未来トーク」や「のとのもんキャンプ」、
経済同友会の「のとマルチセクター・ダイアローグ」へと広がっています。
東日本大震災でいただいた支援への恩返し、
恩送りとして伴走してきましたが、主役は常に地域の皆さんです。

今回参加された皆さんは、次回はそれぞれの団体単位で、
仲間を連れてモリウミアス研修を実施してくださる予定です。
これは何より嬉しいことです。

学びを持ち帰るだけでなく、いいものは取り入れ
自分たちの土地で実装しようとする意志があります。

また、振返りに、次のようなものもありました。

人は、人の熱に動かされる。


志を持つ人が集い、対話し、共に汗をかき、共に未来を描く。
その連鎖が続く限り、地域は自走していきます。

持続可能な社会を創る種を撒く。
今回も、静かな種まきの時間だったのだ、そう思います。