私は3回目の取り調べを受ける前に、いつも通っている精神科に母に付き添ってもらい通院した。
事件発生後、何度か通院し、事件のことやイカれた父親のこと、体調のことを相談していた。
事件後、「私に出たPTSDの症状」のブログに書いた内容の症状が1ヶ月以上続き、PTSDと診断された。
私の場合、事件前からうつ病とパニック障害を併発していたため、
「死にたい」と思うことは何度もあったのだが、
不思議と事件直後は「死にたい」というよりも、
「生きていたくないけど、死ぬのが怖い」という感情の方が大きかった。
おそらく、「あたし殺されるな。」という恐怖体験をしたため、一時的に死ぬことが怖くなったんだろう。
そして、検察庁での取り調べの辛さから、
「またこんな思いをするなら死にたい」
と思うようになった。
主治医にこの事を話すと、
「次の検察庁の取り調べは休めないんですか?」
と聞いてきた。
休めるなら絶対に休みたいし、何なら
「ただでさえ苦しい思いをしているのに、どうして被害者のあたしがここまでしなきゃいけねぇんだよ!」
とすら思っていた。
ただ、私が取り調べを受けなければ、犯人は罰を受けられない。
被害者が辛い思いをしなければ、加害者は罰せられない。
PTSD、うつ病、パニック障害である私に、
事件の詳細を何度も思い出させ、
死ぬことを考えている患者(被害者)をこれ以上追い詰めると、本当に自殺しかねないと思い、主治医はその質問をしたのだろう。
私「取り調べは休めないと思います」
と言って自殺念慮は消えないまま診察は終わった。
以前にもブログに書いたが、PTSDは人によって出る症状やタイミングはさまざまらしい。
私の場合、自殺念慮は事件後、数ヶ月してから出てきた症状だが、最後の取り調べが終わると、新しい症状に苦しむことになる。