心療内科に通いながら、数年働いた会社を辞め、バイトをしながら見つけた転職先は、受付業務だった。







デパートのインフォメーション業務は、売上目標や、ノルマがないことが魅力的だったので、転職先に選んだ。








しかし、やっと見つけた転職先でもいじめに遭い、





職場で何回も過呼吸を起こしてしまい、




ついにはパニック障害も併発してしまった。








こうして私は働くことが怖くなり、いつどこで発作を起こしてしまうか分からなくなってしまい、電車にすら乗れなくなってしまった。









私は長い期間、無職で実家暮らしで、親にとっては恥ずかしい存在に拍車がかかってしまった。









それでも私なりに努力し、電車にも乗れるようになり、働くために資格を取ろうと、資料まで買った一週間後に自宅で性被害にあった。









「私に出たPTSDの症状」でも書いた通り、性被害にあってから私は文字を読むのがとても辛かった。






資格の取得どころか、文字すら読めない。





電車に乗るどころか、自宅の庭先にすら一人で出られない。




一人で留守番さえ出来ない。




ちょっとした物音で大袈裟に怯え、



いきなり泣き出し、



怒りだし、





「こんなに辛い思いしたんだから、もっとあたしに優しくしてよ!!」とわがままになった。









アイツがうちに入ってくるまでは、少しずつ出来ることも増えていた。





でも、アイツがうちに入ってきたことで、今まで出来ていたことすら出来なくなり、







ゼロどころか、マイナスからの人生になった。








こうして私は今までで一番の失敗作になった。






*うつ病や、パニック障害、PTSDで無職になった方が失敗作ということではなく、「私自身が親にとって最大の失敗作になった」という意味で書きました。

精神疾患を患っていて、働きたくても働けない方たちの辛い気持ちは本当によく分かります。

「いつ働けるようになるんだろう………。」と先のことを考えるだけで発作を起こすくらい気にしています。


精神疾患を持つ人は決して悪くない。


悪いのは、精神疾患になるまでその人を追い詰めた加害者です。