外食から帰ってきて、父が寝室に入った後、私は母と一緒に、父から言われたことを、泣きながら妹に全て話した。
妹は激怒し、
「は?そんなこと言ってきたの!?
え、マジでバカじゃないの!?
てゆーか目標なんか立てられる訳がないじゃん!!
七菜子(妹は私を呼び捨てにします)、お父さん以外みんな七菜子の味方だからね。」
と、言ってくれて、少し安心した。
また、事件翌日に刑事さんにパジャマ姿で挨拶したとき、父が私に「隙を見せるな」と言った話しもすると、
妹「家で隙見せないでどこで隙見せるんだよ。
お父さんマジでどっか行ってくんないかな。」
と、怒ってくれた。
妹も、ある日父に追い詰められて以来、父とはまともに会話をしていなかった。
ちなみにこの時はまだ、妹のキュウは私が半裸で写真を撮られたことを知らない。
「姉と妹の母」のタイトルのブログでも書いたが、母が姉(イフ)と妹(キュウ)には黙っていようと言ったからだ。
ずっと1ヶ月近く黙っていたが、ここまで追い詰められてしまうと、隠し通すのが辛くなっていた。
事件の詳細を姉と妹に話したところで、父に対する恐怖心は消えるわけではない。
何より、母が言っている通り、姉と妹も実家でそんなことがあったとは知りたくないはずだ。
ただ、人に気を遣う余裕が一切なくなっていた私は、限界が来ていた。